理工学術院
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創造理工学部・研究科 鉄鋼、素材、自動車、電気、医療などの分野をはじめ、地球環境保全、情報技術などの新しい産業の基幹を担うのも材料です。材料科学専攻では、ミクロ材料学から大規模構造体に関わるマクロ材料学までを扱います。数理計算はもちろん、次世代スーパーコンピュータによる材料シミュレーションの最適化やビッグデータ解析の活用、宇宙などの極限環境下における材料設計や開発を可能にする計算実験や革新的な材料試験など、さまざまな学びを通して材料学の先端的研究開発能力を持つ人材を育成します。材料科学専攻 材料科学専攻は2019年4月に新設されました。本専攻の特徴は、数理科学と機械科学を融合し、最先端の材料科学を学際的に幅広く学ぶことができることにあります。特に、原子レベルから実構造スケールまでの材料研究に必要なシミュレーション技術を系統的に習得できる科目を設置しています。物質、数理、機械系を専門とする教員が在籍しており、学生の皆さんには異なる分野の融合によって新しい材料科学の開拓に挑戦してほしいと思っています。材料科学専攻細井 厚志准教授 建築史、建築計画、都市計画などを研究する建築芸術分野と、環境工学、建築構造、建築生産などを研究する建築工学分野に分かれ、学科/専攻を一貫する6年間の教育課程で学ぶことができます。同課程は、日本初のUNESCO/UIAによる国際水準同等性の認定を受けています。フィールドワークなどの実践的な演習を交え、一棟の家の設計から都市デザインまで、建築に関する多様な分野に挑戦できます。現場の実務に直結する課題解決能力を養い、国内外で活躍できる建築家や技術者、研究者を養成します。建築学科/建築学専攻 早稲田建築では、都市景観や意匠設計、構造、材料、生産など、さまざまな分野から建築を学ぶことができます。多岐にわたる授業でしっかりと基礎知識を身に付ける一方、独特な授業もあります。設計演習という授業では「リズム」や「void」など抽象なキーワードをテーマとして作品を作りました。作品をシェアすることで新鮮で面白いアイデアと発想力が得られます。自分が特に興味と関心を持つものから建築学と接することができるのは早稲田の特徴だと感じています。建築学科 3年王 洪宜さん 創造理工学部は、多様な人間の価値に基づく豊かさを創造するために、「人間の活動」を支援し、「地球環境」に調和する空間・装置・コミュニティ創出技術および環境システム技術に関する実践的教育と先導的研究を展開します。 創造理工学部は、この理念を源とし、特色ある分野の自律と発展を図りつつ、理工系連携と異分野融合による新教育・研究体制および新学問領域を創成し、海外とのプロジェクト連携を強化して国際性の高い人材教育と研究を実施します。創造理工学部・研究科のWebサイトはこちらから創造理工学部・研究科31

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