理工学術院
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 社会環境工学は、地球的視点から、社会環境の向上、生活環境の安全・安心、自然環境の保全を工学的に取り扱う学問です。英語でCivil and Environmental Engineeringと言うように市民生活と自然環境とが密接に関係し合った工学です。安全で文化的な生活を送るために必要な社会基盤の整備、自然と協調した生活の実現を、技術者倫理に基づいて実践する専門家の育成を社会環境工学科は目指しています。具体的には橋やトンネル、河川などの計画・設計・建設・維持管理のための技術、地震や津波といった災害に対応する技術、水質や土壌の改善などの環境保全、また魅力ある都市や地域の計画・デザインを学びます。建設工学専攻においては、社会環境工学と同様のコンセプトのもとで、より一層専門性を深めた研究を進めます。学部学科・大学院専攻/専門分野の概要授業や実験で学ぶ土木の技術や考え方はどれも私達の暮らしを陰で確実に支えており、日々の生活やまちの中でそれを実感できる所に面白さを感じています。時には現場見学会や第一線で活躍する方々のお話からリアルな社会基盤整備について知る機会も。自然と向き合い、より良い生活を実現するためのさまざまな方法を幅広く学べるのが魅力の学科です。学生からのメッセージ 例年学部卒業生の4~6割が大学院に進学します。就職先については社会環境工学・建設工学の幅の広さを反映して、近年ますます多様化しています。とはいえ、中心となるのは、公務員、鉄道・道路、エネルギーや通信、建設関係といった、まちづくりや社会基盤をつくる仕事です。さらにITや金融などのソフト分野から社会を支える仕事につく人もいます。進路の方向性学部卒業者の進路修士課程修了者の進路法を幅広く学べるのが魅力の学科です。社会環境工学科4年宮路 将人さん 社会環境工学科/建設工学専攻[]創造理工学部/社会環境工学科 大学院 創造理工学研究科/建設工学専攻Undergraduate and Graduate Programs in Civil and Environmental Engineering環境と人々の活動が調和した社会基盤の充実に向けて33早稲田 理工 社会環境工学科自然と向き合い、人々の生活を確かに支える工学の魅力

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