理工学術院
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 近年のメディア技術の発達により新たな文化・産業の創出が期待されていますが、一方でそれに伴う諸問題、例えばコンテンツの質的低下、量的乱造や、人間の感性、生体への不適合などが顕在化しています。それらの問題を解決するためには、科学技術を介した生体の諸特性、感性やコミュニケーションの理解や表象研究の深化が必要です。表現工学科では、このような認識に基づき、科学技術と芸術表現の融合による新たな社会ニーズヘの対応と価値、夢の創造へ挑戦していくことのできる人材の養成、学問領域の確立を目的としています。また表現工学専攻は、それらの融合領域からしか生まれ得ない表現形態の模索に挑戦し、新たな学術領域を切り開くことをその理念として設立されました。学部と大学院修士課程の一貫した教育研究体制を取り、教育・研究活動を推進しています。学部学科・大学院専攻/専門分野の概要私は中国から来た留学生です。表現工学科では、ものづくりやプログラミングをしてエンジニアのように過ごしながら、写真を撮ったり、映画を作ったりと芸術家のような生活も体験できました。今は人工知能の研究室に入っていますが、芸術に関しての経験も大切だと感じています。自分のやりたいこと、本学科でいろいろと体験して、はっきりとしました。学生からのメッセージ 科学・技術を理解し、その意味を問い、新しい価値および芸術概念に挑戦するような複合的メディアの表現者(インターメディア芸術系)、表現・コミュニケーション科学技術を開発する人材(インターメディア工学系)、科学技術、表現者および生活者を結ぶ人材(メディアマネージメント系)を養成します。進路の方向性修士課程修了者の進路学部卒業者の進路して、はっきりとしました。表現工学科4年孟 恬伊さん 表現工学科/表現工学専攻[]基幹理工学部/表現工学科 大学院 基幹理工学研究科/表現工学専攻Undergraduate and Graduate Programs in Intermedia Art and Science芸術表現と科学技術を融合する、理工学の新たな領域26早稲田 理工 表現工学科科学と芸術から自分の学びたい物を探そう

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