理工学術院
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創造理工学部/社会文化領域検索理工的素養と国際的視野を基盤に、社会に活かせる文理融合をめざして社会文化領域リベラル・アーツコース創造理工リテラシーLiberal Arts Course Literacy産業や科学技術の高度化・国際化が進む今日、イノベーションを支える人材をどう育成するかが喫緊の課題となっています。その一方で、理工系の専門知識や技術は、生活や社会の仕組み、世界のあり方に影響を及ぼし得る大きな力を持っており、理工系出身者には、それだけいっそう豊かな人間性や高い見識、的確な判断力が求められています。本領域では、理工系の学生に向けた多様な語学・教養科目を通して、理工系出身者が備えるべき幅広い教養や知識を提供するとともに、それぞれの教員が科学技術や産業・社会・人間とのかかわりに関する研究を行っています。社会文化領域では、社会文化領域コースを設置し、各専門学科から毎年3年次に若干名の学生を受入れ、少人数の演習および卒業論文の指導を行っています。領域コースでは、各学科で身につけた専門知識に加えて、人文・社会科学的な知識や考え方を学んでもらうことで、科学技術や産業・社会の間に横たわる課題の解決に資する幅広い視野と柔軟な思考をもった人材の育成をめざしています。領域コースではおおよそ卒業生の3分の2が就職し、残りが文科系・理科系の大学院に進学しています。就職先はメーカー、銀行、商社など多岐にわたっています。なお、本領域には大学院がありませんので、大学院に進学する場合は他学科や他大学となります。創造理工リテラシーは創造理工学部1年生の必修科目です。全員が一堂に会する講義と5学科混合の少人数演習から成り立っています。私たちの周りは人類の行く末を左右しかねない問題が取り巻いており、それは厳密な科学的方法だけでは解決できません。現象は不確定要素を含み、解決のための唯一の正解はなく、人間の利害関係の中で現実的な選択が必要になります。他者への地道な説得作業も欠かせません。創造理工学部における学問領域の実践には、人文社会諸学の知識や思考方式に加え、言語による高いコミュニケーション能力が求められます。この科目では、正解の見えにくい問題を扱う手法や言語による主張・議論の技法を習得するとともに、「人間、生活、環境」をキーワードに掲げる創造理工学部の特質を理解することも目指しています。Division of Socio-Cultural Studies早稲田理工学術院 社会文化領域http://www.div.sci.waseda.ac.jp/知識と技法オリエンテーション学部長挨拶 各班の顔合わせ創造理工 リテラシー授業の構成パネルディスカッション知的財産リスクコミュニケーション技術理論多層文化論 Ⅰ ・ Ⅱ口頭発表コミュニケーションプレゼンテーション文章作法 Ⅰ ・ Ⅱ演習演習講義講義4年3年2年1年入 学特論科目専門学科通常コース卒業領域コース卒業基礎演習演 習卒業論文基礎科目綜合科目地域心理倫理文学・思想文化・芸術歴史社会政策経済環境情報通信知的財産将来の科学者・技術者に求められる素養社会・文化に関連する領域の体系基礎的科目(人文社会系科目及び外国語科目)4年3年2年1年環境・エネルギー問題雇用・労働問題人間・社会関係をめぐる諸問題文化摩擦著作権・知的財産権問題知識基盤社会の到来科学技術の社会への影響拡大宗教対立産業界等との連携国際的な連携33

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