理工学術院
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創造理工学部/社会環境工学科大学院創造理工学研究科/建設工学専攻検索環境と人々の活動が調和した社会基盤の充実に向けて社会環境工学科/建設工学専攻学部学科・大学院専攻/専門分野の概要進路の方向性■学部卒業者の進路■修士課程修了者の進路OutlineFuture社会環境工学は、地球的視点から自然環境の保全、人間環境の向上、人間社会の安全・安心等を工学的に取り扱う学問です。技術者倫理に基づいて、人間が安全で文化的な生活を送るために必要な社会基盤を整備し、人間が自然との協調と共生の中で生活するための方策を実現することが社会環境工学の重要な役割です。社会環境工学は、Civil and Environmental Engineeringと英語で言います。この語が示すように市民生活と自然環境とが密接に関係し合った工学です。前身である土木工学科60年の歴史的蓄積を踏まえ、現代の社会の要請に応えるべく、自然と調和した社会の開発や文化的な生活を送るために必要な社会基盤施設、具体的には橋やトンネル、河川の堤防などの防災施設等の計画・設計・建設・維持管理、水質改善などの環境保全、また安全で安心できる都市や地域の計画・デザイン・マネジメントのために必要な研究を行います。建設工学専攻においては、社会環境工学と同様のコンセプトのもとで、より一層専門性を深めた研究を進めます。例年学部卒業生の4〜6割が大学院に進学します。就職先については社会環境工学・建設工学の幅の広さを反映して、近年ますます多様化しています。とはいえ、中心となるのは、公務員、鉄道・道路、エネルギーや通信、建設関係といった、まちづくりや社会基盤をつくる仕事です。さらにITや金融などのソフト分野から社会を支える仕事につく人もいます。金融 4%メーカー6%コンサルタンツ4%通信・エネルギー4%公務員 9%建設 7%道路・鉄道 3%不動産 2%マスコミ 2%サービス 2%Undergraduate and Graduate Programs in Civil and Environmental Engineering進学56%道路・鉄道 22%メーカー8%コンサルタンツ8%サービス 6%通信・エネルギー 20%進学 4%不動産 4%公務員18%建設12%早稲田理工学術院 社会環境工学科http://www.civil.sci.waseda.ac.jp/学生からのメッセージMessage社会環境工学科 3年 石原卓馬さん自分のやりたいことがきっと見つかる公共空間のデザインに興味があったことから、本学科を志望しました。講義では、構造、防災、地盤、水環境、空間設計、都市計画等、社会環境に関する基礎を幅広く学び、さらに演習や実験を通して理解を深めていくことが出来ます。三年次には、研究室の恵那市地域調査プロジェクトに参加し、関心を寄せていた地域の活性化について学びました。31

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