人間科学部
16/28

コンピュータサイエンス理論の人間科学への応用、デジタルメディアによる情報の表現方法などを研究しています。情報科学、計算機科学、情報コミュニケーション科学など、幅広い理論と実践について学ぶことができます。情報科学系環境から得た情報を人間がどう処理し行動していくかというプロセスを、脳内での情報処理も含めた基礎的側面と、その応用的側面から研究しています。認知科学や情報工学などを専門とする教員が指導にあたります。認知科学系教育という分野の中で、人間が成長過程で情報とどうかかわり利用していくか、さらにウェブを利用した通信教育が教育の質をどう変えていくかを、教育工学や情報工学、教育心理学などの視点から研究しています。教育工学系言語という情報を利用した、人間と社会や環境とのかかわりを、応用言語学や心理行動学、メディアコミュニケーションなどの視点から研究しています。ノンバーバル(非言語)コミュニケーション研究もこの系に含まれます。コミュニケーション学系周辺環境と人間の接点をヒューマン・インタフェースという立場から研究し、人間にとって快適な生活を保障する情報制御のあり方を追求します。人間工学や生活支援工学、生体機能測定学などを専門とする教員が指導します。人間工学系15百瀬 桂子 准教授生体信号に潜む情報を探るおもしろさを知ってほしい脳波や心電図、筋電図など、身体表面から電気的に計測できる生体信号は、心身の状態に関する様々な情報を含む複雑な信号です。最近のめざましい技術革新により、特別な機器を使わなくとも、日常場面の生体信号計測が可能になってきています。しかし、複雑な生体信号を適切に記録・解析し、その意味を解釈することは、実はそう簡単なことではありません。この研究室では、生体信号特有の性質を踏まえた計測・処理技術を駆使して、ヒトの情報処理過程や心身状態の推定を試みています。専門分野/生体情報工学、生体信号解釈主な担当科目/感覚情報工学、人間計測・人間情報モデリング 人間情報科学科 4年 浴田 春菜 さん無意識や人が感じていることを多角的なデータとして取り出し研究できる点や研究の幅が広い点に魅力を感じ、百瀬ゼミに入りました。ゼミ生同士協力しながら実験方法や分析方法を学んでいます。卒業研究では脳波を用いて情動に関する研究をしていますが、実験を通して新たな発見を得ることができ、研究の面白さを実感しています。Student's Voice人間情報科学科の学びゼミ紹介  生体情報工学研究室(百瀬 桂子 准教授)東京都 晃華学園高等学校出身 センター利用入試

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る