人間科学部
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人間環境科学科Department of Human Behavior and Environment Sciences早稲田大学 人間科学部人間を主体とした「環境」という視点から様々な環境と人間のかかわりを複合的に見つめる人間が生活し発達する過程では、様々な「環境」を必要とします。人間環境科学科ではその環境を広く大きくとらえ、それを構成するあらゆる生物の生態、システム、文化、人間、社会、心理や人間行動を学際的、複合領域的に研究しています。環境は空間軸だけでなく、時間軸にも伸ばしてとらえる必要があります。たとえば、地質学的、考古学的アプローチは過去の人間が環境とどうかかわってきたかを理解するのに役立つでしょう。「地球温暖化」という言葉から、環境に興味を持った人もいるかもしれません。しかし、人間科学部における「環境」は自然環境だけでありません。社会システムや経済、文化など、人間の手によってつくり出された社会環境、さらには建築のような物理的環境も含まれます。人間環境科学科では、文系・理系のくくりにとらわれない学際的で多様な学びを展開できます。私は社会環境に関心があったので、社会環境を多角的視点から研究できる人間環境科学科を志望しました。入学後、「階級・階層論」の授業を受け、自分の興味関心とぴったり合致したので、「階級階層論」ゼミを選択しました。ゼミでは空間格差・賃金格差・教育格差といった様々な格差を統計分析・文献調査に基づいて検討しています。卒業研究では「教育機会の格差」をテーマとして、子どもの教育機会に家庭環境がどのような影響を与えるかを調べています。理系・文系の枠を越えて様々な角度から実践的な学修ができます廣木 優太 さん人間環境科学科 3年東京都 私立武蔵高等学校出身センター利用試験(数学選抜方式)Student's Voice05

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