人間科学部
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人間情報科学科の学び学びのポイントPOINT専門分野に応じた多角的な授業形態授業形態は、専門に応じて多岐にわたります。講義や文献購読とともに、人を対象とした室内実験や、ロボットやアプリの開発、フィールドで用いられる情報活用方法の学習、海外で学校などを視察して情報活用の国際比較をする授業などもあります。専門性と学際的知見を備えた教員教員の専門領域は「情報」をキーワードとして認知、教育、工学、心理など、幅広い分野に及びます。各教員は自分が所属する領域を越え、他領域にも拡がる研究を行っており、専門性の高さと学際性が「複合的にとらえる」という人間科学の理想を実現させる教育環境を実現しています。情報を創造する場をデザインする情報の創造は人と人が出会うことに始まります。テレビゲームや学校、スマートフォンなどは、人と人がかかわる場とみることができますが、人間情報科学科ではそのような場を分析したり、デザインしたりする力を身につけることができます。PICK-UP LABORATORY情報メディア教育論研究室 (森田 裕介 准教授)情報メディアを活用した効果的な教育に関する研究をしています。たとえば、天体学習をわかりやすくするために、現実空間にある模型を操作すると、その操作に連動し仮想空間にあるコンピュータグラフィックスの地球や月を動かし、どう見えるのかを提示するタンジブル学習システム(写真)を開発しました。その他にもAR(拡張現実)の技術を使ったデジタル教科書の開発、ゲームを使った学習の効果に関する研究などを行っています。01POINT03POINT02POINTコンピュータサイエンス理論の人間科学への応用、デジタルメディアによる情報の表現方法などを研究しています。情報科学、計算機科学、情報コミュニケーション科学など、幅広い理論と実践について学ぶことができます。教育という分野の中で、人間が成長過程で情報とどうかかわり利用していくか、さらにウェブを利用した通信教育が教育の質をどう変えていくかを、教育工学や情報工学、教育心理学などの視点から研究しています。周辺環境と人間の接点をヒューマン・インターフェースという立場から研究し、人間にとって快適な生活を保障する情報制御のあり方を追求します。人間工学や生活支援工学、生体機能測定学などを専門とする教員が指導します。環境から得た情報を人間がどう処理し行動していくかというプロセスを、脳内での情報処理も含めた基礎的側面と、その応用的側面から研究しています。認知科学や情報工学などを専門とする教員が指導にあたります。言語という情報を利用した、人間と社会や環境とのかかわりを、応用言語学や心理行動学、メディアコミュニケーションなどの視点から研究しています。ノンバーバル(非言語)コミュニケーション研究もこの系に含まれます。  人間工学系  情報科学系  認知科学系  教育工学系  コミュニケーション学系10

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