文学部シラバス2021
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科目名ラテン・アメリカ文学という視点イスパノアメリカの文学とその背景担当者名内田兆史文ジャ2単位秋学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要イスパノアメリカと呼ばれる地域、そして広くラテンアメリカが生み出した文学作品を、そこに暮らす人びとの歴史と、その中で生まれた暮らしやメンタリティ、政治との関わりとともに考察する。イスパノアメリカについて、まずはその成り立ちや、歴史に基づいたモザイク模様を織りなす文化を概観し、20世紀から今世紀にかけてのこの地域の代表的作家とその作品を取り上げ、それぞれの作家、作品を、地域や時代の特徴をとらえる。また、そうした文学作品をきっかけに制作された映画についても考察する。授業の到達目標いわゆるラテンアメリカ地域を,それ以外のアメリカやヨーロッパと比較し,またそれぞれの関係をとらえられるようになり,そのうえでイスパノアメリカの代表的作家たちの意識や作品に対する理解を深める。成績評価方法試験0%レポート30%イスパノアメリカの文学作品に関するレポート平常点70%リアクションペーパー(30%)・小レポート(40%)に基づくその他0%備考・関連URL授業はオンデマンドで行います。授業の受け方は以下の通りです1.与えられたテーマについての小文あるいは次に読む短篇について考えたことをまとめて提出、400字以上2.動画を視聴3.リアクションペーパーを提出、100字以上を繰り返します。原則月曜日までに授業動画をアップ、1と3の提出期限は毎週金曜23:30とします。最初の提出課題は、ラテンアメリカという言葉から連想されるもの(400字以上)、リアクションペーパーのテーマはこの講義のシラバスを見た上での自己紹介と授業をとる理由(100字以上)となる予定です。教科書(20世紀ラテンアメリカ短篇選岩波文庫)をなるべく早めに購入してください。科目名文芸批評理論1担当者名岩川ありさ文ジャ2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要この講義では、言葉によって表現された芸術を広範囲にわたり対象として、批評を行うさいに必要な理論について学びます。文学はもちろんのこと、映画、マンガ、アニメーション、テレビドラマ、ドキュメンタリーなど、幅広い表現を扱い、それぞれの受講者が、研究や創作に向かうための基礎的な知識や方法を身につけます。言葉によって表現された芸術は、社会や歴史との密接な関連性を持っており、文芸批評は、現代社会における諸問題との関わりにおいて、その実践を行う必要があります。自らの足場そのものを問うような実践をとおして、批評や創作を行うための言葉を探し出してください。授業の到達目標(1)文芸批評を行うための基礎的な知識を身につける。(2)さまざまな理論について理解し、具体的な文学テクストを分析できるようになる。成績評価方法試験0%レポート100%以下の3つの課題で採点します。詳しくは、WasedaMoodle等でお知らせします。課題1第8回否定と肯定(Denial)(監督・ミック・ジャクソン、2016)を観てのレポート課題(30%)800-1,200文字程度*否定と肯定(Denial)は、youtube、amazonprime、u-next、googleplay等で見ることができます。レンタル等に100-400円程度必要です。課題2第12回ものすごくうるさくて、ありえないほど近いを観てのレポート課題(30%)。800-1,200文字程度*ものすごくうるさくて、ありえないほど近いは、youtube、amazonprime、u-nextなどで見られます。レンタルに、100-400円程度必要です。課題3具体的な文学テクストを対象として、この講義で言及した理論を用いて分析したレポート(40%)。2,000文字程度平常点0%その他0%備考・関連URL【2021.1.12更新】2021年1月8日に緊急事態宣言が出されました。今後、状況は変化するかもしれませんが、本講義ではWasedaMoodle(ワセダムードル)を活用し、フルオンデマンド形式で授業を行う予定です。そのさい、授業のレジュメを配布し、パワーポイントを活用した授業動画を配信しますので、春学期の間は、何度でも、授業の復習ができるようにします。また、課題などの機能も用い、効果的な学習になるようにします。WasedaMoodleとMywasedaの操作ができるようにしてください。また、今後、講義―92―

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