文学部シラバス2021
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講義中の討論参加、リアクションペーパーの記述も評価の対象とします。その他0%備考・関連URL講義には積極的、能動的態度で臨むことを強く希望する。展覧会は、特別展、常設展示を問わず、機会をとらえ出来るだけ多く鑑賞すること。会津八一記念博物館、演劇博物館など、学内の展示にも積極的に触れることを勧める。科目名コンテンポラリー・アート担当者名関直子他/石井香絵/金長隆子表象2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要コンテンポラリー・アートは、時代や地域によって、その意味するものに広がりがある。それは、現在進行形で生まれてくる多様な創造活動のなかの何に注目し、現在の社会の中で表現の意味を考えることが、個々の立場によって異なることが前提とされるからである。授業ではまず、コンテンポラリー・アートという言葉が意味するものについて検討し、その後、具体的な事例として主に日本における動向を追っていく。今年度は全講義、フルオンデマンドでの実施を予定しています。授業の到達目標同時代に制作されるものを積極的に見て、自身の言葉でその意味を語ること。成績評価方法試験0%レポートが不可能になった場合には試験を課すこともある。レポート50%授業で見た作品の理解度を基本とする評価平常点50%展覧会見学やコメントシートの提出などを課すことがあるので、それも評価判断にいれる。その他0%なし備考・関連URL毎時間、パワー・ポイントを使用。科目名比較イメージ論中国美術のイメージを手がかりに担当者名徳泉さち表象2単位秋学期火曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要イメージとは曖昧で多義的な言葉ですが、大きくいえば目に見えるものといってよいでしょう。われわれは朝起きてから眠るまで絶えずさまざまなイメージに取り巻かれて暮らしているのです。本講義では、日頃、何気なく通り過ぎていくイメージに、足を止め、注意深く観察してみたいと思います。ひとつのイメージが生み出される背景には、それが形成された時代、社会、文化が複雑に絡み合っています。いくつかのケーススタディを示しながら、イメージのなかに潜む意味を探り、その読み取り方を解説していきます。日本で暮らす私たちのまわりにあるイメージを掘り下げていくと、思いがけず中国古代美術の系譜にいきあたることがあります。中国文化の土壌のなかで育まれたイメージは、知らず知らず私たちの生活のなかに溶け込んでいるのです。中国の伝統文化に由来するイメージを軸にして、それが日本にどのように伝わり変容したのかみていきます。さらに、西洋世界に目をひろげ、同じモチーフがどのようなイメージとして表されているのか比較していきます。その違いや共通性を分析し、それが何によってもたらされるのかを考えてみましょう。授業の到達目標イメージの読解、分析の方法を理解し、身につけること。授業で扱ったイメージの比較を通して、そのイメージを生み出した背景にある社会や文化の違いを考察すること。成績評価方法試験40%授業の最終回に、理解度をはかるための教場試験を行います。レポート0%平常点60%平常点とは、出席状況および、毎授業の最後に提出してもらうリアクションペーパー(ミニレポート)のこと。リアクションペーパーの記述は、授業の理解度や主体的な取り組みをはかる評価の対象とします。その他0%科目名演劇文化論1担当者名宮沢章夫表象2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要主として、六〇年代以降の現代演劇を取り上げるが、それ以前、そこに普遍性があるという意味でギリシア悲劇についても考えたい。そのことで、演劇をより、歴史的に深い場所から知ることができるのではないか。あるいは、坪内逍遥がいかに日本語と格闘して、言文一致にたどりついたか。演劇を狭い範囲で認識するのではなく、様々な視点から見つめることで、また新たな演劇観が生まれると考える。授業の到達目標もし演劇知という言葉があるなら、そのことによって、社会をあらためて見つめることができるのではないか。娯楽を否定するつもりはまったくないが、もっと異なる知をこの授業を通じて獲得してもらいたい。成績評価方法試験0%試験はありません。レポート50%レポートに言葉としてまとめることで、半期の講義で演劇をどう理解したかを確認します。平常点50%講義への熱意と積極的な参加意識を確認します。講義―81―

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