文学部シラバス2021
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科目名中東・イスラーム研究演習2中東・イスラーム研究の道標(2)担当者名五十嵐大介イスコース2単位秋学期月曜日4時限2年以上―――授業概要本演習は、文学部中東・イスラーム研究コースの2年時必修演習である。本コースに進級した学生諸君が、中東・イスラーム研究を体系的に深く学び、自ら研究していくために必要な手法を身につけることを目的とする。それを通じて、時代の波に翻弄されることなく、確かな視点から人間の本質にアプローチするために必要な学力を会得することを目的とする。秋学期は、主に英語で書かれた文献を用いた研究の仕方を学ぶ。学生自身による資料の捜索、文献の読解、グループワーク、個人発表を行うとともに、各自でレポートの準備・執筆を進め、学期末に提出する。授業の到達目標中東・イスラーム研究に関して、①必要な工具書を知り、②関連の研究文献の探し方を習得し、③自ら収集した文献を批判的に読み、まとめる力を養い、④口頭発表のやり方を体得し、⑤学問的作法に則ったレポートを書けるようになる。成績評価方法試験0%実施しません。レポート50%期末にレポートを提出してもらいます。平常点50%授業中の発表の内容やグループワーク、討論への参加度を評価します。その他0%特になし備考・関連URL演習を実りあるものにするには、学生諸君の積極的な参加が必要不可欠です。出された課題には必ず取り組んでくるようにしてください。また、授業内の課題だけでなく、平行して、発表や期末レポート作成の準備を進めていく必要があります。一夜漬けではできませんので、各自できちんとスケジュールを組み、じっくり取り組んでください。科目名中東・イスラーム研究演習3担当者名長谷部圭彦イスコース2単位春学期水曜日2時限2年以上―――授業概要外国語の文献講読を中心とする演習。授業の到達目標・演習終了時に、卒業論文の暫定的な目次と参考文献一覧が完成していること。・文献講読を通じ、外国語の文献に慣れること。・演習全体を通じ、討論の作法を身につけること。成績評価方法試験0%レポート0%平常点75%文献講読:50%、演習への貢献度:25%。その他25%卒業論文の暫定的な目次と参考文献一覧。演習終了時までに作成する。科目名中東・イスラーム研究演習4東南アジアにおけるイスラームの歴史担当者名新井和広イスコース2単位秋学期水曜日5時限2年以上―――授業概要イスラームは中東の宗教だと考えられがちですが、ムスリムの人口分布を考えると南アジアや東南アジアの重要性は明らかです。イスラームはどのように東南アジアまで到達し、現地の人々に受容されてきたのでしょうか。また、東南アジアの社会においてイスラームはどのような役割を果たしたのでしょうか。本講義では東南アジアのイスラームの歴史について、イスラーム化の初期から現在までを概観します。学期の後半は英語の文献の講読を行います。授業の到達目標東南アジアにおけるイスラームの歴史を、専門家・非専門家に対して、重点を押さえ、過不足なく説明できる知識と能力を身につける。成績評価方法出席、授業態度、リアクションペーパーの内容、講読文献の理解度・下調べの程度などで評価します。備考・関連URL秋学期の授業をオンラインで行うか、対面の形式にするかは、大学の方針に従います。オンラインの場合はオンデマンド形式ではなくリアルタイムで行います。科目名中東・イスラーム研究演習5中東・イスラーム研究の展開と応用担当者名大稔哲也イスコース2単位春学期火曜日2時限3年以上―――授業概要この授業は中東・イスラーム研究コース3年生の必修授業であるため、中東・イスラーム研究を遂行する上で必要とされる知識の習得状況を確認すると同時に、同研究で得たものの観方を援用して、中東・イスラームや現代世界で進行している事態を読み解く力を涵養する。さらに、それらプレゼンテーションや討議を通じて外へ発信する力も育成する。より具体的には、毎回、冒頭に小テーマでのディスカッションを喚起し、そののちに必要とされる英語文献の輪読を行う。その際には、各担当学生が報告を行うほか、関連テーマでの学生の小発表も加える。同時に、参加者各自による卒業論文に向けた専門演習―511―

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