文学部シラバス2021
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授業の到達目標史書編纂の歴史と各地域のありようの違いを知りその背景を考えることで、歴史を編むという普遍的な営みが社会・人々に与えた影響、それ自体の意義の一端を理解する。成績評価方法試験40%第15回の授業中に試験。ノート・プリント・レポート原稿持込み可。レポート20%レポート(1000字程度)を最終回までに提出。課題は第8回ごろ公開。平常点40%授業への参加度(20%)+毎回のリアクションペーパー(20%)。その他0%なし備考・関連URL本講義は、歴史自体を考えるための入り口としての側面を持つ。大学1年生はもちろん、高校までで世界史・日本史などを履修しなかった学生、さらには歴史学志望以外の学生も歓迎する。本講義と秋学期のアジア歴史文化論2は、相互補完の関係にあるため、どちらを先にしても問題なく、両方を受講するとより深く学ぶことができる。本講義に興味を持った学生は、既存の関連する内容の講義(アジア史学発達史ヨーロッパ史学発達史など)を受講するのも有効だろう。また、文化構想学部の1年生については、同講師の選択基礎演習5(史書を読む)にて、講義にて触れた史書を実際に読むことができる。科目名アジア歴史文化論2担当者名小二田章多元2単位秋学期木曜日3時限1年以上―合併科目―授業概要本講義は、東アジアの歴史文化の特徴のひとつである地方史誌(地方の歴史事象を中心にした政治・経済・地理・文化などを網羅する総合的書物)をとりあげ、東アジアにおいてなぜ地方史誌が編まれたのか、その背景となる社会との結びつき、および人々の地域・歴史認識などについて検討する。中国の地方志に端を発する地方史誌の編纂は東アジア全域に広まり、日本の藩史・国誌、朝鮮の邑誌、ヴェトナムの輿地志など、各地の歴史文化に大きな影響を与えた。この文化は例えば県史・市史などの形で、現代日本にもその影響が残っている。地域の歴史を編纂するという行為は自明に行われるものではない。本講義では、それがどのような契機で中国に発生し、東アジア各地に広がり、社会に影響を与えたのか、その経緯や背景について概説するとともに、東アジアにおける地域の把握方法や意義づけ、地域のなかで歴史が果たした社会的機能について、イスラーム文化圏やヨーロッパなどの事象との比較も交え考えていきたい。授業の到達目標地方史誌編纂の歴史と各地域のありようの違いを知りその背景を考えることで、歴史を編むという普遍的な営みが社会・人々に与えた影響、それ自体の意義の一端を理解する。成績評価方法試験40%第15回の授業中に試験。ノート・プリント・レポート原稿持込み可。レポート20%レポート(1000字程度)を最終回までに提出。課題は第8回ごろ公開。平常点40%授業への参加度(20%)+毎回のリアクションペーパー(20%)。その他0%なし備考・関連URL本講義は、歴史自体を考えるための入り口としての側面を持つ。大学1年生はもちろん、高校までで世界史・日本史などを履修しなかった学生、さらには歴史学志望以外の学生も歓迎する。本講義と春学期のアジア歴史文化論1は、相互補完の関係にあるため、どちらを先にしても問題なく、両方を受講するとより深く学ぶことができる。本講義に興味を持った学生は、既存の関連する内容の講義(アジア史学発達史ヨーロッパ史学発達史など)を受講するのも有効だろう。また、文化構想学部の1年生については、同講師の選択基礎演習5(史書を読む)にて、講義にて触れた史書を実際に読むことができる。科目名比較文学入門比較文学の中の伝統と革新担当者名宮城徳也複合2単位秋学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本授業は全回オンデマンド授業として実施します.比較文学に対する考えは多様で、様々な比較文学が存在するが、時代、地域による差異や共通性が注目されるのは共通していると言えよう。比較文学の考え方を、まず教科書的に整理し、その上で、具体例として、小説,悲劇,喜劇,冒険物語,怪奇小説,SF小説,ピカレス小説,寓話,童話,を取り上げ、共通のモティーフと影響関係、顕著な差異と独自性に注目しながら、文学を楽しんで、その背景にある文化を考える授業にしたい。放浪(漂流)→冒険→帰還を骨子とする冒険物語の要素を持つオデュッセイアや、その影響を受けたり、独自に展開した諸作品、絵画、彫刻、音楽、映像について考えていく。最終的には比較文学的視点から,西欧文学,日本文学におけるギリシア・ローマ文学の影響を整理,考察する.授業の到達目標諸作品を比較文学の視点から考察することにより、それぞれの背景にあるギリシャ・ローマ文化についての知見を深める.成績評価方法試験0%オンデマンド形式なので,教室での試験は行ないません.レポート40%学期末に授業で学んだことを踏まえた2000字程度のレポートの提出を求めます.平常点60%平常点に関しては要約と見解の課題提出に小テストを加え,平常点60%(うち課題20%,小テスト40%)とします.その他0%その他はありません.備考・関連URL授業実施方法:オンデマンド(パワーポイントによる録画講義,課題,小テストによる平常点評価,学期末レポート)で行ないます.講義―52―

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