文学部シラバス2021
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その他0%備考・関連URL・各回の講義はWasedaMoodleを使用によるオンデマンド配信で実施します。・授業内容に関する質問は課題に書き添えてください。教員に対する相談は,WasedaMoodleのメッセージ機能を利用して行ってください。・教員は授業の双方向性を高めるためにも,質問や相談・コメント等を積極的に行っていただければと思います。・課題に対するフィードバックは,基本的に授業内で実施します。個人的な質問・相談についてはメッセージやコメント欄で回答する場合もあります。・期末レポートに対するフィードバックは,必要に応じてWasedaMoodle上で行います。科目名変貌する英語圏世界戦後イギリスと英語圏諸国の文化生産担当者名菅野素子多元2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要この授業では、戦後のイギリスと旧植民地(英語圏諸国・諸地域)との関係を映画や文学作品等を通して検討します。イギリスの旧植民地が独立し、植民地主義による支配被支配の関係が解消した後でも、両者は経済的あるいは文化的なつながりを保っています。そうしたつながりを具体的に考える方法として、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシアで書かれた、もしくはこうした国や地域で生まれた作家が英語で発表した作品を購読視聴します。彼らにとって英語で創ることにはどんな意味があるのか、英語をどのように使っているのか、そこから英語圏世界のどんな変化がうかがわれるのか、考えていきましょう。授業の計画としては、まず戦後イギリスの歴史や社会を概観した後、旧植民地の文化的生産物をできるだけ具体的に検討します。なお、イギリス国内の多言語多文化状況に関しては、ウェールズ語をご専門とする先生をお招きして、お話をうかがう予定です。授業の到達目標イギリスとアジア、オーストラリア、ニュージーランドの旧英領諸国との関係を、文学作品等の文化的な生産物に読み取り、比較検討することができる。成績評価方法試験0%レポート40%レポート20%×2本平常点60%受講票の記入内容や授業への取り組みその他0%備考・関連URL授業はオンデマンド方式で行います。講義動画を視聴して受講し、学んだ内容を受講票をを提出することにより報告してください。科目名多元文化特論2学際的哲学研究入門あるいは諸科学の哲学入門担当者名寺嶋雅彦多元2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では、個別科学に含まれている(であろう)抽象度の高い問いに対し、哲学という学問が蓄積してきた知見や考え方をぶつけてみることで、個別科学から哲学へ、また、哲学から個別科学へと往還し、考察する試みを行います。様々な個別科学を扱うため、講義の全体構成としては概説的なものになります。しかし、それぞれの回では、個別科学の哲学の全体的な見取り図を示した後に、一つの問いについて皆さんとともに哲学の観点から考えることを行うため、教科書的な概説にとどまらず、自ら哲学することになります。つまり、個別科学の哲学の知識や考え方を身につけてもらうと同時に、意味、知能、対象、存在、認識、因果関係、物体、可能性と必然性、合理性など、哲学的にコアな概念についても考えてもらうことになります。自らの視点の取り方によって、世界は多様なものとして現れつつ、その中に秩序が見出される(であろう)ことを皆さんと味わうことができればと思っています。なお、授業はアクティブラーニング形式で行います。授業を受ける前に、各回ごとのテーマに関して、自らの問い、答え、根拠を大福帳に記入しておいてもらいます。各回の授業では、講義の後半部分で、大福帳に記入してもらったものを使いつつ、オンライン上で、グループごとに哲学対話を行なってもらいます。授業後には、哲学対話を通して得たさらなる問いに対し、答え、根拠を大福帳に記入してもらいます。授業の到達目標1、抽象度の高い問いを扱うレポートを適切に執筆することができる。2、さまざまな対象を領域横断的に考えつつ、自ら創造性のある問いをたて、妥当な答えをだし、適切に論証することができる。3、さまざまな専門を志向する他者と、文章を通じて誠実に対話をすることで、自らの視野・知見の広がりを促し、その結果を再び対話にフィードバックすることができる。成績評価方法試験0%なしレポート40%抽象度の高い問いを扱うレポートを執筆することができる。※第8回に課題・評価基準(ルーブリック)を提示します。平常点60%さまざまな対象を領域横断的に考えつつ、自ら問いをたて、答えをだし、論証することができる(30%)。講義―49―

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