文学部シラバス2021
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5.報告に基づいて、全員で訳文を検討し、望ましい訳文を作成していきます。(報告者は、担当箇所の決定稿を作成します)6.訳文の最終稿は、千野が監修し、何らかの形で公表します。映像作品の読解は次のように行います。1.映像作品はあらかじめWasedaMoodle上にURLを掲示します。2.履修する学生全員がそれを鑑賞し、そのあらすじと感想をWasedaMoodleに提出します。(提出の期日はコースナビで支持します。)3.毎回担当者を決め、作品について報告してもらいます。4.報告に基づいて、全員で作品を鑑賞し、テクストの読解と討論を行います。履修者は、文字作品、映像作品の双方について報告を担当します。.なお、授業は必要に応じて中国語を交えて行います。受講者も、必要に応じて中国語を用いることが求められます。授業の到達目標中国語の基本的な読解、翻訳能力、および発表、討論の能力を身につける。成績評価方法平常点とレポートで評価する。備考・関連URL本科目は対面授業を基本とし、状況を見てzoomによるリアルタイム配信授業を併用します。詳細は授業開始前に改めて連絡します。テクストの精読・翻訳を通じて、良質な中国語の感覚を養っていただきたいと思います。活発な議論を期待します。関連URL:教場で指示します。科目名中国語中国文学演習4(近世文学)中国時事文に見る俗文学担当者名岡崎由美中文コース2単位秋クォーター火4時限金3時限2年以上―――授業概要日本における忠臣蔵や水戸黄門のように、中国にも仰々しく古典として学ばなくても誰もが知っている俗文学の伝統があります。それは伝統的な芸能や民間習俗の中にだけ残っているのではなく、現代のビジネスや政治、社会について書かれた新聞や雑誌、インターネットの記事から、市場の商品のネーミングに至るまで、二次的、三次的なテキストにおいて、民族的レベルでのイメージを形成しています。本演習では、現代中国の新聞や雑誌の記事などに表れる俗文学の流布の足跡を辿ります。教場では現代時事文を輪読し、文章に含まれている俗文学作品や伝統文化について分担して発表してもらいます。授業の到達目標本演習の目標は以下の4つです。(1)中国の大衆に共有されている俗文学の知識を理解する。(2)大衆向けの一般的な文章の多読、速読に慣れる。(3)目録、辞典、索引などの工具書の調べ方に慣れる。(4)レジュメの作成やプレゼンテーションに慣れる。成績評価方法試験0%なしレポート60%レポート題目発表の際に詳説する。平常点40%出席と発表、輪読の担当状況を対象とする。その他0%なし備考・関連URL※2か月で完結する授業です。週に2回行います。対面授業を基本とします。科目名中国語中国文学演習5(中国語音韻論)漢語音韻学入門担当者名千葉謙悟中文コース2単位冬クォーター水1時限水2時限2年以上―――授業概要・隋代の中国語(=中古音)について概観します。同時に伝統的な中国語学(漢語音韻学)の基礎について学習します。・履修者はまず言語学およびその下位分野である音声学・音韻論について基礎的な概念や用語について学習します。次いでそれらを用いて中国語普通話の音声的・音韻論的特徴について学び、最後に現代中国語の(見かけ上の)祖先である隋唐代の音韻体系(中古音)について概観します。この時、中国語学独自の概念・用語についても学習することになるでしょう。授業の到達目標・中古音の基本的な枠組みを理解し、資料から音価推定ができる成績評価方法試験0%レポート60%中間レポート30%期末レポート30%平常点10%出席その他30%授業後の質問量とその質備考・関連URL・言語学に関連する他学部・他専攻科目を積極的に受講し、言語を学術的に扱うための基礎知識と方法論の学習に努めて下さい。専門演習―454―

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