文学部シラバス2021
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ます。春学期は文献購読と並行して、神川町のフィールドワークを実施します。秋学期はフィールドワークの結果をもとに、各グループの興味・関心に沿ったテーマを設定し、ゼミ論文をまとめます。春学期に引き続きデータ分析の講義・実習を行うとともに、逐次各自の成果を報告してもらい、ゼミ論文およびゼミ論集を完成させます。授業の到達目標社会階層論の基礎的な知識を習得するとともに、先行研究を批判的に検討し、様々な形式のデータを整理・分析するために必要な知識や技術の習得を目指します。成績評価方法成績評価は、演習への参加状況、報告内容を総合的に勘案して行います。備考・関連URL3年生、4年生合同で演習を行うため、金曜日の2時限、3時限両方を空けておいてください。科目名社会学演習4H(専門演習4)比較社会学2担当者名竹中均社会コース2単位秋学期木曜日4時限3年以上―――授業概要春期に引き続き、比較社会学的なものの見方を身につけることを目指す。参考図書なども自ら探索しながら、地道な分析をお願いしたい。とともに、他人の発表を注意深く聞き、その上で有意義な質疑応答が出来ることは、お互いにとって、思考のスキルアップのために役立つものと考える。文献についての理解と共有を踏まえた上で、各自の研究を進めてゆくが、そのような調査研究を通じて、思考のためのツールとして、社会学の用語や理論、知見を活用できるようにしたい。それが結果的に卒業論文へと結実することを期待したい。授業の到達目標自らの興味関心にしたがった調査研究を、他者に分かりやすく、興味を持ってもらえるように工夫して伝える能力を養成する。自らの知見を他者の意見とすりあわせる力を高める。成績評価方法試験0%実施しない。レポート0%実施しない。平常点100%出席状況および報告実績、そして討議への参加度を総合して評価する。その他0%実施しない。備考・関連URL課題に対するフィードバックを希望する人は、その旨を教員にお知らせ下さい。メールなどによってフィードバックをお送りします。科目名社会学演習5卒業論文執筆のための基礎力の養成担当者名池田祥英他/草柳千早/竹中均/土屋淳二/平野直子社会コース2単位春学期水曜日2時限3年以上―――授業概要この演習では卒業論文の書くためにどのような準備をすればよいかを学ぶ。卒業論文は論文であるから、社会学コースならば社会学的な観点から問題を立てて、それに論理的に答えていかなければならない。まず、社会学的にものを考えるためには、社会学やその周辺分野でそれまでに積み重ねられてきた研究を踏まえる必要がある。そのうえで、そうした先人たちの研究の優れたところと足りないところを吟味しながら、卒業論文で取り組む課題を絞り込んでいくことになる。そしてその課題に答えるためにはどのような道筋をたどるのか、どこからどこまでをやるのか、という見通しもある程度決めておかなければならない。この演習ではこうした卒業論文を完成させるための一連の準備作業の手順を扱う。もちろん、実際の卒業論文の執筆は必ずしも計画通りのものになるとは限らないが、まったく計画しないで始めてしまうとコースを外れてしまったり、2年経ってもゴールにたどり着かなかったり、という恐れがある。そうならないような準備の仕方を、実際に自分の卒業論文の構想を練りながら考えていく。授業の到達目標各人が卒業論文を執筆するための基本力を獲得することを目標とする。具体的には、卒業論文計画書に相当する文章を各人が仕上げることをめざす。成績評価方法試験0%レポート50%完成した研究計画書の完成度、論理性を評価する。平常点50%授業における議論への参加度を評価する。その他0%備考・関連URL社会学評論スタイルガイド(一般財団法人日本社会学会)https:jss-sociology.orgbulletinguideなお、*で示した回についてはオンラインで実施する予定である(全15回中7回)。担当教員の都合により、オンライン実施回が変更になることがあるので、WasedaMoodleや早稲田メールによる連絡に注意すること。専門演習―433―

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