文学部シラバス2021
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★学習効果を高めるため、ヒアリングデータの読み合わせの回を中心に、最大7回までZoomによる授業実施を予定しています。★授業は4年生と合同で実施します。月曜日4限・5限2コマです。授業の到達目標石炭産業をつうじて戦後日本の産業史の概観、企業組織における労務管理、労働組合、福利厚生と労働過程との相互関連性、企業と地域社会の相互関連性、企業と労働者・家族の相互関連性を理解する。合わせて、実証的な社会観察の方法を身につける。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点0%なしその他100%演習での報告や演習へのコミット程度等によって総合的に評価する。科目名社会学演習4E(専門演習4)集合行動・文化変動論ゼミナール担当者名土屋淳二社会コース2単位秋学期月曜日3時限3年以上―――授業概要前期は,ゼミナール全体で研究テーマを選定し,グループ単位でのサブテーマ研究を展開する.本演習では,概ね以下のような研究テーマが設定されてきた.ファッションとアイデンティティ研究/身体のあり方と文化的価値研究/現代消費社会とライフスタイル研究/社会文化価値の変容と流行現象研究/感性産業とハイテク・イノベーション研究/ロボット社会と≪ポスト・ヒューマン≫研究/企業-消費倫理と社会的責任研究/ブランド化と経験価値研究/グローバル時代の《ものづくり》と地場産業研究/スローライフと持続可能性研究/共生思想における多文化主義研究/グローバル化とローカル化戦略研究/群衆行動と社会統制研究/流言飛語と社会不安研究/プロパガンダと大衆説得研究/国家ブランドと文化政策研究,など.授業の到達目標社会学領域のなかでも,とくに集合行動論や文化変動論に関する理論と方法の基礎を学びながら,4年次の卒業論文制作に必要な基本的ノウ・ハウを習得し,秀逸な研究論文を作成するための学術的応用力を養成します.自ら設定した研究テーマを学術的に深く掘り下げ,その成果を報告し、議論していく能力を高めることに主眼をおいています.成績評価方法試験0%―レポート0%―平常点100%授業出席率,演習時での課題報告の成果,日頃の学習態度(積極性)を総合的に考慮して評価する.その他0%―科目名社会学演習4F(専門演習4)日常を問いなおす担当者名草柳千早社会コース2単位秋学期木曜日2時限3年以上―――授業概要社会を成員間の相互作用として捉える相互作用論の視点から、現代のわれわれが生きる日常を問いなおす。現代社会で生きることは容易ではない。一般に認識されている諸問題から、誰もが日々多かれ少なかれ感じているであろう細々とした不満、不安や違和感まで、日常生活を取り巻く問題にわれわれは事欠かない。ではそれらに対して社会学はいかにアプローチし、何ができるのであろうか。相互作用論の考え方を学びながら探究していきたい。したがって、本演習で注目するのは、われわれの日常生活である。そこで受け入れ実践しているさまざまな事柄は、いったいどのようにしてわれわれにとって当たり前の日常となっているのか。そこに問題を感じたとき人はどのようにふるまいうるのか。こうした問いに社会学的想像力と学説・理論的知識を以て取り組み、現在過ごしている日常を問い直していきたい。3に引き続き、文献の講読と討論を通じて探究のための足場を作りながら、4では重点を具体的な諸問題への接近に移し、個人またはグループで研究を進めていく。授業の到達目標毎回の演習は成員間のいまここの相互作用である。1回1回を大切に、各自の作用力を発揮されたい。文献講読、討論、個人またはグループ研究を通して各自の研究関心を鍛え発展させ、学生生活の集大成である卒論に向かっていってほしい。成績評価方法平常点評価100%演習への出席状況および報告・討議への参加状況を総合して評価する。備考・関連URL演習は午後3時限目まで延長して行う。授業期間中の状況にもよりますが、原則として対面形式とリアルタイムのオンライン形式を組み合わせて行う予定です。科目名社会学演習4G(専門演習4)データから社会を読み解く―格差社会階層をめぐる問題について―担当者名津田好美社会コース2単位秋学期金曜日2時限3年以上―――授業概要近年、国内外において格差や貧困をめぐる議論が数多くなされています。社会階層論にも、エスニシティの問題をはじめ新たな視点が取り入れられ、活発な議論が交わされています。これらの状況を踏まえ、本演習では、既存の調査データから国内外を問わず格差社会階層をめぐる問題にせまってゆくことを試みます。本年度は、昨年度に続き埼玉県神川町を例とし、東京近郊のまちが抱える問題について社会階層論の視点から読み解いてゆき専門演習―432―

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