文学部シラバス2021
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備考・関連URL*本演習は対面で実施します。海外から入国できないなどの特別な事情がある場合にのみ、同時配信での参加を認めます。科目名心理学演習20B(卒論)認知臨床心理学の基礎研究担当者名越川房子心理コース2単位秋学期金曜日2時限4年以上―――授業概要抑うつや不安症状をはじめとする不適応症状を対象に、認知行動的技法の効果を検討する実験・調査研究、あるいは不適応症状の関連要因を検討するための実験・調査研究を立案し実施、分析する。授業の到達目標卒業論文に関する研究立案、実施、分析、考察、論文執筆に必要な基礎知識とスキルを習得する。成績評価方法試験0%実施しないレポート40%テーマの設定、方法選択の適切性、結果の分析方法の適切性、考察の妥当性などを総合的に評価する平常点60%出席と討論への参加度を同じ割合で評価するその他0%特になし科目名心理学演習20C(卒論)社会心理学、消費者心理学、意思決定科学担当者名竹村和久心理コース2単位秋学期木曜日2時限4年以上―――授業概要本演習テーマは、社会心理学、消費者心理学、意思決定科学に関するものである。例えば、本演習では、以下のような問題を探究する。なぜ人間は状況に応じて判断が変わったりするのか?消費者はどんな非合理な購買意思決定をすることがあるのか?広告を見ているとき、どんな心理反応があるのか?人間の曖昧な判断をどのように分析するのか?科学技術や自然災害のリスクをどのように人々はとらえているのか?どんな数式で人間の判断や意思決定を本当に予測できるのか?臨床で用いる描画テストの画像をどのように解析すると役立つのかなどである。授業では、日常の社会心理や消費者行動、意思決定などの現象について観察し、意見交換を行いながら、現象の理解に努める。また、学生各自が、いくつかの研究班に属して、その研究を遂行していき、研究発表も行う。時として、外部からの来訪研究者との意見交換なども行う。授業の到達目標この演習では、判断、意思決定、社会的価値、描画テストに関する研究の学習を通じて、心理学研究の基本的な問題意識、方法論、理論を身につけることを目標とする。特に実践的な研究態度をつちかうことを目標としている。3年生と4年生が共同受講することになるので、両学年の交流が図れるような演習を行いたいと思っている。プロジェクト形式のグループワークを行う。また、場合によっては、外部の研究者や他大学の学生との交流を計って、視野を広げると同時に、専門分野への理解を促進することを目標とする。成績評価方法試験10%授業中に行う予告なし試験レポート10%授業中に課すレポート平常点80%出席状況、研究プロジェクトの参加状況、実験参加、研究発表その他0%なし備考・関連URLこの演習参加の必要な知識は、一般心理学の入門程度、初等統計学、高校生程度の数学である。竹村担当の社会心理学、経済心理学、社会心理学演習も、履修済あるいは履修中であることが望ましい。必要な予備知識は、演習中あるいは宿題としてその都度マスターしていただく。また、次回の演習までに読むべき文献などはその都度紹介する。さらに、知識だけでなく、社会現象についての関心も強く持った受講者の熱心な参加を期待する。質問は、途中で講義を中断してもいいので、随時受けつけ、また歓迎する。授業中、ディスカッション関連URL:http:member.nifty.ne.jphighwaydmdecbooks.htmhttp:www.sjdm.orghttp:www.soc.nii.ac.jpbsjhttp:www.f.waseda.jpkazupsyhttp:www.waseda.jpsem-takemura対面授業および資料提示で行う。科目名心理学演習20D(卒論)心理統計学・教育測定学・マーケティングサイエンス2担当者名豊田秀樹心理コース2単位秋学期水曜日2時限4年以上―――授業概要心理学を基本としながら、データ解析学を学ぶ演習である。データ解析学は、客観的なデータから、現実的な要求に応えるための知見を得るための学問である。理論と実践の双方に同程度の重きを置いて、データ解析マインドを養う。学問領域の性格上、相当量の予習・課題・宿題がほぼ毎週要求される。開始時における数学・統計学的な基礎力は心理統計学1・2の内容以上は要求しないが、粘り強く予習・課題・宿題を行う時間と意欲を必要とする。本授業は心を測るを既履修あるいは今年度同時履修でなくてはならない。本授業は、3年生向け選択必修である。しかし卒業論文作成指導と密接に関係しているので、3年生のときに履修した学生は、必ず4年生でも履修しなければならない(同じ授業名でも3年生と4年生の時に習う学習内容は異なっている)。授業の到達目標教育測定学、マーケティング・サイエンス、多変量解析、データマイニング、共分散構造解析、項目反応理論、実験計画法、標本抽出理論、数理統計学等、広義の心理統計学の領域からテーマを決め、理論の学習と実習とを組み合わせて授業を構成する。専門演習―422―

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