文学部シラバス2021
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科目名心理学演習18F(卒論)言語・認知心理学担当者名山田千晴心理コース2単位秋学期金曜日3時限3年以上―――授業概要このシラバスを見ながら,あなたは読むという行為を通してその内容を理解している。文章を読むとき,ヒトは外界から物理的な刺激を受け取り,その刺激と検索された自身の知識とを照合することによって文章を理解する。本演習は,主にこのような読みのプロセスに関する研究に焦点を当て,卒業論文の執筆に必要な基礎知識や,心理学研究法に関する基礎的なスキルを身につけることを目的とするものである。受講者は言語心理学ならびに認知心理学に関する研究や研究法について学習するとともに,各自のテーマに沿って研究をおこない,その内容を授業内で発表する。本演習では発表の内容について議論をおこなったり,受講者自身の意見を述べたりする機会をできるだけ多く設ける予定である。そのため,受講者には積極的に参加していただくことを期待する。授業の到達目標本演習では,言語心理学ならびに認知心理学に関する理論と研究法を身につけるとともに,論理的思考やパラグラフ・ライティングのスキルを養成することを目指す。成績評価方法出席,発表,討論,レポートから総合的に評価する。備考・関連URL本演習では受講者に研究の実施を求めるとともに,学術論文や専門書に親しんでもらうことになる。そのため,授業時間外に個人やグループによる作業を求める場合がある。受講者には演習やグループ作業への積極的な参加を期待する。また本演習は言語心理学の基礎的な知識を前提としているため,言語心理学を履修済みであることあるいは同時履修することが望ましい。科目名心理学演習18G(卒論)健康心理学担当者名福川康之心理コース2単位秋学期月曜日2時限3年以上―――授業概要春期心理学演習11Gで得られた成果を発表し,共同討議を経て具体的な研究計画を立てる.また健康心理学を基盤とした学術論文を講読し批判的に検討する.授業の到達目標4年次の卒業論文に直結する知識や素養を身につける.成績評価方法試験0%レポート40%課題に即した内容と記述形式が備わっていること平常点60%出席および授業で展開される議論への貢献度その他0%科目名心理学演習18H(卒論)感性心理学、心理生理学、感性工学担当者名片平建史心理コース2単位秋学期木曜日2時限3年以上―――授業概要感覚的経験に基づく直感的な心の働きである感性を、科学的に研究するための方法論を習得し、芸術行動やプロダクトデザインなどを対象とした研究を遂行する。本演習では、卒業論文の執筆に向けて、各自が設定したテーマに基づいた研究計画の策定・実験の実施とデータ解析・発表を通じたディスカッションを行う。授業の到達目標春学期に設定した自身の研究テーマについて知識を拡げ、研究計画に沿った研究の遂行、論文執筆のための技術を獲得する。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%演習での発表内容、ディスカッションへの参加に基づいて評価します。その他0%科目名心理学演習18I(卒論)犯罪者・非行少年の家族についての理解担当者名藤野京子心理コース2単位秋学期木曜日2時限3年以上―――授業概要家族は犯罪者や非行少年に大きな影響を与える。その家族の特徴を明らかにするにはどのようにしたらよいのか。また、家族はどのように変容するのか。これらを踏まえ、さまざまな家族療法の技法を学びその有用性について検討を行う。授業の到達目標1.非行少年や犯罪者を抱える家族の実態を理解する2.家族のアセスメントについて理解する3.さまざまな家族療法について理解する成績評価方法発表内容、質疑応答内容、随時出される課題のレポートを総合的に評価する。専門演習―416―

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