文学部シラバス2021
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ストの画像をどのように解析すると役立つのかなどである。授業では、日常の社会心理や消費者行動、意思決定などの現象について観察し、意見交換を行いながら、現象の理解に努める。また、学生各自が、いくつかの研究班に属して、その研究を遂行していき、研究発表も行う。時として、外部からの来訪研究者との意見交換なども行う。授業の到達目標この演習では、判断、意思決定、社会的価値、描画テストに関する研究の学習を通じて、心理学研究の基本的な問題意識、方法論、理論を身につけることを目標とする。特に実践的な研究態度をつちかうことを目標としている。3年生と4年生が共同受講することになるので、両学年の交流が図れるような演習を行いたいと思っている。プロジェクト形式のグループワークを行う。また、場合によっては、外部の研究者や他大学の学生との交流を計って、視野を広げると同時に、専門分野への理解を促進することを目標とする。成績評価方法試験10%授業中に行う予告なし試験レポート10%授業中に課すレポート平常点80%出席状況、研究プロジェクトの参加状況、実験参加、研究発表その他0%なし備考・関連URLこの演習参加の必要な知識は、一般心理学の入門程度、初等統計学、高校生程度の数学である。竹村担当の社会心理学、経済心理学、社会心理学演習も、履修済あるいは履修中であることが望ましい。必要な予備知識は、演習中あるいは宿題としてその都度マスターしていただく。また、次回の演習までに読むべき文献などはその都度紹介する。さらに、知識だけでなく、社会現象についての関心も強く持った受講者の熱心な参加を期待する。質問は、途中で講義を中断してもいいので、随時受けつけ、また歓迎する。授業中、ディスカッション関連URL:http:member.nifty.ne.jphighwaydmdecbooks.htmhttp:www.sjdm.orghttp:www.soc.nii.ac.jpbsjhttp:www.f.waseda.jpkazupsyhttp:www.waseda.jpsem-takemura対面授業および資料提示で行う。科目名心理学演習18D(卒論)心理統計学・教育測定学・マーケティングサイエンス2担当者名豊田秀樹心理コース2単位秋学期水曜日2時限3年以上―――授業概要心理学を基本としながら、データ解析学を学ぶ演習である。データ解析学は、客観的なデータから、現実的な要求に応えるための知見を得るための学問である。理論と実践の双方に同程度の重きを置いて、データ解析マインドを養う。学問領域の性格上、相当量の予習・課題・宿題がほぼ毎週要求される。開始時における数学・統計学的な基礎力は心理統計学1・2の内容以上は要求しないが、粘り強く予習・課題・宿題を行う時間と意欲を必要とする。本授業は心を測るを既履修あるいは今年度同時履修でなくてはならない。本授業は、3年生向け選択必修である。しかし卒業論文作成指導と密接に関係しているので、3年生のときに履修した学生は、必ず4年生でも履修しなければならない(同じ授業名でも3年生と4年生の時に習う学習内容は異なっている)。授業の到達目標教育測定学、マーケティング・サイエンス、多変量解析、データマイニング、共分散構造解析、項目反応理論、実験計画法、標本抽出理論、数理統計学等、広義の心理統計学の領域からテーマを決め、理論の学習と実習とを組み合わせて授業を構成する。3年生は、次年度も本演習をとり、卒業研究につなげるつもりで受講されたい。成績評価方法発表を中心とした、授業への貢献、教材の理解度によって採点する。科目名心理学演習18E(卒論)担当者名田中雅史心理コース2単位秋学期木曜日2時限3年以上―――授業概要ヒトを対象とした心理実験や鳥などの実験動物を対象とした行動実験・生理実験を行い、音楽やコミュニケーションなどさまざまな刺激で生じる情動の変化、またその神経メカニズムを調べる研究を遂行します。本授業では、卒論の完成に向けて適宜ミーティングを行い、研究計画の作成、研究結果の解析・発表、論文執筆の指導などを行います。授業の到達目標1.科学的発見を通して、社会へ学術的・技術的貢献を行う2.科学的な思考・分析法と議論・発表の能力を養う3.長期的な計画を着実に遂行するスキルを身につける成績評価方法平常点:100%(科学的研究を着実に遂行できたか、また研究成果のプレゼンテーションや卒論への取り組みによって評価します。)備考・関連URL本授業は、基本的に対面授業で行う予定です。専門演習―415―

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