文学部シラバス2021
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科目名中東・イスラームの宗教と思想1イスラーム思想論1担当者名小林春夫イスコース2単位春学期金曜日2時限2年以上―1―授業概要イスラームにかんする基本知識を確認しながら、思想史のやや専門的内容について考察する。授業の到達目標イスラーム思想の多面性や内容について正確に理解する。成績評価方法試験0%レポート50%期末レポート。授業の内容を踏まえ、発展的な内容になっていることを評価する。平常点50%授業への積極的参加を評価する。また毎回のリアクションペーパーにより内容の理解度を確認する。その他0%科目名中東・イスラームの宗教と思想2イスラーム思想論2担当者名小林春夫イスコース2単位秋学期金曜日2時限2年以上―1―授業概要イスラーム思想の諸問題について、やや専門的に考察する。授業の到達目標イスラーム思想の特徴について理解を深める。成績評価方法試験0%レポート50%期末レポートを課します。平常点50%毎回のリアクションペーパーにより内容の理解度を確認します。その他0%備考・関連URL授業の進め方:資料を提示し、それに関するレポート提出を求めるほか、適宜リアルタイムでのやりとりを含める。科目名中東の移民とイスラームの拡大ヨーロッパと/のイスラームを参照軸にして担当者名植村清加イスコース2単位春学期月曜日3時限2年以上―1―授業概要本講義では、中東からの人の移動を軸に、移民の生活世界からイスラームの拡大について考える。ここでは、各地からの移民によりイスラームが第二の宗教となっているフランスをはじめ、歴史的にもアクチュアリティにおいても中東からの移民と関係の深いヨーロッパのムスリム系移民に関する諸事例と、現代の多様な文化的、または社会・経済的な資料を参照軸に、ミクロかつグローバルな観点から、イスラームの広がりを研究する方法を扱う。移民の生活の場や、ヨーロッパの事例を挟むことで、各地域の個性とイスラームの関わり・現れ方の多様性に出会い、日本と中東の比較にとどまらない広がりを知る糸口をつかんでほしい。また、毎回の講義で中心的に扱うテーマの他に、視点を広げるエクササイズワークや受講コメントのフィードバックにより受講生相互の意見を参照しあう時間をとる。自分の物事の見方を知り、異なる生き方や新たな発想と結び付け、自分なりの研究テーマを発見してほしい。授業の到達目標・中東・イスラーム世界の広がりを多様な観点から捉えられるようになること。・移動する人びとと文化的・宗教的なイスラームの拡大から、文化の恣意性や構築的な側面を考察し、人々の生と関連づけて理解し、考察できるようになること。また、イスラームフォビアのような、違いに向けられた衝突の構図とともに、イスラームの広がりのなかで示される共生の技法を諸事例から学ぶこと。・マイノリティ移動する人びとの生活の場から、私たちのいま・現代社会を捉えなおし、新たな視点で再定義する力を身につけること。成績評価方法試験50%第15回目の授業時間中に試験(ないしレポート試験)を実施し、理解度と達成度の確認を行う。レポート0%事前事後学習として、平常点内で評価する。平常点50%毎回の授業で提出するコメントシート、事前学習課題、授業内で用いるワークシート等の内容・積極性・貢献度から総合的に評価する。その他0%備考・関連URL事前学習やレポート課題の提出はMoodleで行う。課題によっては授業内およびMoodle内で受講生同士の相互参照を行い、受講生全体で共有する。・新型コロナウィルスの感染拡大状況によっては、講義のうち数回をリアルタイム配信のオンライン授業に切り替える場合があります。科目名中東・イスラームの社会研究ジェンダーと他者表象と権力を考える担当者名嶺崎寛子イスコース2単位秋学期月曜日3時限2年以上―1―授業概要中東地域のイスラームやムスリム研究において、ジェンダーは関心の高い分野であったし、現在もそうである。そこには歴史講義―254―

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