文学部シラバス2021
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3.最新の研究状況を知り、歴史研究におけるテーマの立て方や分析の仕方、レポートの作製法を学習する。成績評価方法試験0%・試験は行わずレポートと平常点評価で採点します。レポート70%・第15回目の講義日前後に最終レポートを作成・提出してもらいます(事務所提出)。・レポート課題の詳細は、6月の授業中に詳細を提示します。・本講義で身につけた知識から独自のテーマを導き出し、的確に探求しレポート出来るかを評価します。・5月末締め切りで簡単な課題図書読後感想文を提出してもらいます。平常点30%・毎回出席を確認します。出席を評価の対象とします。・毎回の講義前や講義中に質問や発言時間を設けます。積極的な質問や発言を評価します。その他0%・平常の発言などを最終的な採点に加味します。備考・関連URL関連URLhttp:www.oi.uchicago.eduOIDEPTRAABZU‒REGINDX‒MESO.HTML(シカゴ大学オリエント研究所のホームアドレス・但し英文のみ)など備考講義で使用するレジュメは毎回配布する予定なので、整理用にA4版ファイルを用意してください。科目名西洋中世史1中世ヨーロッパ世界の諸相:キリスト教秩序と都市社会担当者名鈴木喜晴西史コース2単位春学期水曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要近代ヨーロッパ、あるいは近代世界は、多かれ少なかれ変容を経つつも中世キリスト教世界から多くの遺産を受け継いでいる。この中世的なるものの諸要素は、おおよそ11世紀以降に明確な姿を現し、その後、現代の我々がヨーロッパと想定する地域全体へと広がっていった。本講義は二名の講師(鈴木・齋藤)がこうした諸要素を多角的に分析し、受講者に有機的な中世ヨーロッパ像を提示しようとする試みである。鈴木はこの時期から改革教皇庁を軸として急速に発展した教会組織について論じる。齋藤は都市社会を取り上げ、その政治的・経済的・社会的様相について検討する。講義で扱う地理的範囲はイタリアと現在のフランスやドイツに該当するアルプス以北にほぼ限られるが、時間の許す範囲で他の地域とのかかわりについても触れたい。授業の到達目標・中世ヨーロッパ社会について一般的知見(学部レベルの教養、または西洋史コースの専門講義を理解するための予備知識)を得ること。・中世ヨーロッパ社会の成立・統合過程を理解すること。・教会組織が社会に及ぼしていた影響力を理解すること。・中世社会の秩序や人々の生活について当時の性質や現代との相違を理解すること。・その他の諸問題についても、受講者自身が自主的に学習を深めていくための足掛かりをつくること。成績評価方法試験0%なしレポート70%期末に授業内容の理解度を確認するため、課題レポートを課す。平常点30%出席カードを適宜配布する。その他0%なし科目名考古学概論考古学とはどんな学問か担当者名近藤二郎考古コース2単位春学期土曜日4時限2年以上オープン科目合併科目―授業概要考古学とは、どんな学問分野であるか、その形成期からの歴史をたどりながら、考古学の全容を説明していく。特に、ダーウィンの進化論が発表されて以降、近代の所謂、伝統的考古学は、進化論を取り入れて発展してきた。また、考古学は、ヒトの誕生から現代まで極めて広範な時代・地域を扱う分野である。本講義は、考古学の基礎を学ぶとともに、その時代や地域による特徴・特色にも言及していく。授業の到達目標考古学史を学ぶことで、現在の考古学研究がどのように研究されていったのかを理解することを目標としている。成績評価方法試験0%試験は実施しません。レポート40%期末課題レポートの提出を義務づける。平常点60%出席、授業態度などを加味して評価する。出席は2/3以上を原則とする。その他0%なし備考・関連URL4月におこなわれる早稲田大学考古学会の講演・研究発表の聴講を振り返るとともに、教場に替えてオンデマンド授業で受講をする回があるので、お知らせなどをキチンとチェックすること。講義―244―

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