文学部シラバス2021
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あるいはある社会の戦争観などを、研究史も踏まえつつ、特定の戦争を取り上げながら論じていく。5人が3回ずつ講義を担当する。予定している順序と内容は下記のとおり。(1)古代ローマの戦争と平和松原俊文(2)フランク王国の軍制度と教会奥村優子(3)フランス革命期の独裁と戦争早川理穂(4)ブラジルの国民形成と領土紛争:シスプラティナ問題とパラグアイ戦争中園恒明(5)戦争とロシア・ソ連社会赤松道子授業の到達目標ヨーロッパ社会において、戦争やコンフリクトのもつ意味を再検討することで、講義を通じて、戦争が社会に与えた影響のほどを理解できるようにする。成績評価方法試験0%試験はしないレポート70%授業内容に関するレポート作成平常点30%出席状況その他0%とくになし科目名西洋史特論2近現代ドイツ史−ドイツ史におけるナチズムを考える−担当者名紀愛子西史コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では、近現代ドイツの歴史、特にナチ体制期の歴史を取り扱う。その際、通史的な理解だけでなく、ホロコースト、ナチズムにおける性、優生学など、回ごとに様々なトピックを扱いながら、一つの時代を多角的視点から捉えることを目指す。全15回の授業のうち、まず第1回〜第4回において、ヴァイマール期からナチ体制の崩壊までを通史的に概観する。その後、第5回〜第12回までの授業では、ユダヤ人、同性愛者、障害者など、ナチスによる迫害の対象となった種々の集団に焦点を当てながら、それぞれの集団とナチ体制との関わりについて講義する。第13回・14回では、戦後ドイツがナチスの過去とどのように向き合っているのかについても検討する。<※本講義は、全回フルオンデマンド授業にて実施する。詳細については、備考欄も参照のこと。>授業の到達目標ナチ体制期の歴史についての基礎知識を習得するのはもちろんのこと、近現代ドイツ史や現代世界において、ナチズムの過去がどのような重要性を持つのかを理解できるようになることを目指す。さらに、歴史的事象を多角的視点から検討する姿勢を養う。成績評価方法試験0%実施しない。レポート60%学期末に、授業内容に関するレポートの提出を求める。レポートの課題内容については、第1回のオリエンテーションにて提示する。平常点40%授業内で4回、講義内容に関する小課題の提出を求める(提出回は、第4回、第7回、第10回、第14回)。1回につき10点満点として採点し、平常点に加算する。その他0%特になし。備考・関連URL本講義は、全回フルオンデマンド授業にて実施する。授業動画と資料は、毎週木曜18時までに公開する。視聴期限は1週間(翌週の木曜18時まで)とする。科目名西洋古代史担当者名井上文則西史コース2単位秋学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では、ローマ帝国の盛衰とシルクロード交易との関係について論じる。本講義はディプロマポリシーに沿って、人と情報が地球規模で交流し、文化が複雑に絡まりあい、多面的な様相がみられる時代を生き抜くための幅広い教養をもった人材を育成することを目指す。授業の到達目標本講義では、ローマ帝国の歴史をユーラシア規模で論じる試みでもあり、この講義を通して、広い視野で歴史を考える力を養うことを目指す。成績評価方法試験0%レポート100%平常点0%その他0%なし備考・関連URL本授業は全回オンデマンド授業として実施します。講義―241―

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