文学部シラバス2021
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平常点30%授業への参加度による。その他0%特になし。備考・関連URL授業内容の理解を助けるため、画像資料なども使用し、わかりやすく進めていきたいと考えています。※授業は原則として対面形式で行います。科目名フィールド歴史学(東アジア)資料の史料化学担当者名飯山知保他/柿沼陽平/李成市ア史コース2単位秋学期無フルOD2年以上オープン科目合併科目フルオンデマンド授業概要21世紀の歴史研究は、近代歴史学=国民国家の歴史学の相対化を底流に展開している。東アジア史も例外ではない。本講義は研究手法と史料学の視点からこの底流を検証する。具体的には、フィールドで獲得した資料はどのようにして史料となりうるのかという問題意識に基づき、各担当者が出土木簡や石刻・碑文や少数民族地域などの現場で獲得した資料の史料化作業を通して、東アジア史研究の主流である文献実証史学再構築をめざす。泥臭い早稲田の汗をかく歴史学である。授業の到達目標史料が所与のものとしての史料ではなく、創造的に資料を史料化することによって新しい歴史学が生まれることを理解する。成績評価方法出席三分の二以上を満たす者に対して筆記試験を行う。科目名朝鮮近現代史近現代東アジア国際関係のなかの朝鮮半島担当者名三ツ井崇ア史コース2単位秋学期金曜日2時限2年以上オープン科目合併科目―授業概要近現代における朝鮮半島の歴史を東アジアの視野に立って理解する。概説的部分で歴史の流れを把握し、各論的部分で朝鮮近現代史の論点を理解する。本授業は、教室授業を基本とし、部分的に資料提示ないしはオンデマンド形式をとります。オンデマンド形式をとる回については、授業中に案内します。授業の到達目標近現代朝鮮半島の歴史を学ぶことで、近年、日本と韓国の間で盛んに論じられている歴史認識問題の背景を理解することができる。また、自ら歴史を叙述する努力を通して、歴史研究の方法や視角を理解する。成績評価方法試験0%なし。レポート70%授業中に提示される課題についての論述問題。授業内容の理解度を問います。平常点30%出席と授業への積極性を評価します。その他0%なし。科目名東南アジア史担当者名柿崎一郎ア史コース2単位春学期木曜日1時限2年以上オープン科目合併科目―授業概要この授業では、東南アジアを理解するうえで欠かすことのできない東南アジアの歴史を、近現代史を中心に概観します。近年日本と東南アジアの関係も密接になってきましたが、東南アジアの歴史については高校の世界史でもあまり触れられず、意外に知られていません。東南アジアと付き合うためには、まずその歴史を理解することが必須であり、それが現在東南アジアで起きている様々な現象のバックグラウンドになっています。本授業では、東南アジアの歴史を全く知らない人も念頭において、国際関係や世界史の中での位置付けに留意しながらできるだけ平易に概説し、図版や写真も多用します。授業の到達目標近現代史を中心に東南アジアの歴史の大きな流れを理解し、歴史の下に成立している現在の東南アジア像を把握できるようにします。成績評価方法試験40%15回目に理解度の確認のための試験を行います。レポート0%平常点60%前回の授業内容に関する小テストを毎回の授業開始時に行います。その他0%科目名基礎漢文1担当者名高井康行ア史コース2単位春学期金曜日5時限1年以上―合併科目―授業概要本講義では散文体で書かれた史料をとりあげる(唐宋代の散文中心とした、高校漢文教科書に収録される文章を用いる予定)。一口に散文体の史料といっても、正史に代表される編纂史料、裁判記録や行政文書などの一次史料、あるいは虚実の入り混じった筆記・随筆など、様々なスタイルのものがある。これら多様なスタイルの史料の特徴を紹介し、その講読を通じて基礎的な漢文の読解力を身に付けてもらいたい。また、史料の読解はただ書かれている文字を解釈するだけではなく、その記述内容から読講義―235―

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