文学部シラバス2021
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(2)自分とは異なる意見を踏まえ、より客観的・学術的な視点から自分の考えを主張することができる。(3)教育学に内在する問題点を理解し、その前提に基づき教育を議論することができる。成績評価方法試験0%実施しない。レポート40%2000字以上のレポート課題を設定します。なお、レポートについては7月上旬に一度提出し、返却されたレポートの指摘事項等を修正した上で期末にもう一度提出するという二回提出方式で実施する予定です。平常点60%各回の授業における提出物と参加の度合い(プレゼンテーションやディスカッション等)を総合的に評価します。その他0%特になし。備考・関連URL2021年度について、沖は授業を担当しません(コーディネータとして名前が掲載されています)。科目名教育社会学2教育課題の社会学-日本型教育システムの課題担当者名沖清豪教育コース2単位秋学期木曜日3時限2年以上―合併科目―授業概要教育が語られる際に当然視されている通念を教育社会学の技法や理論を用いて検証します。本科目では、公教育、とりわけ学校教育が直面している課題やそれに付随する通念としての学歴社会論を対象として、教育社会学の考え方の基礎を身につけてもらうことを目指します。教育社会学は、その出生の事情から教育学の下位領域であり、かつ社会学の下位領域でもあるという特殊性を有しています。この授業ではどちらか一方の特性にこだわることはしませんが、技法や課題の設定において、この特殊性を意識してもらうことが多くなるものと思います。大学で教育社会学を学んだといえるかどうかは、個人の教育体験をどのように客観視し相対化できるかにかかっていると科目担当者は考えています。教育学でしばしば見られる単なるべき論や体験談に留まらず、かつ体温の低い類の社会学の立ち位置に拘りすぎずに、教育課題をめぐる多様な論点・考え方・そして解決の可能性について考えてもらう機会になれば幸いです。なお、15回の授業は前半で理論的な議論を、後半で具体的問題を扱います。授業の到達目標履修を通じて、(1)教育・教育事象を客観的な視点で捉え直すことができるようになる。(2)日本における学歴論の特質を理解し、自分自身の生き方を省察する。(3)ルーブリックを活用しつつ、社会科学系の論文執筆の方法・原理に習熟する。成績評価方法試験0%試験は実施しません。レポート100%授業内容を踏まえたテーマを設定し、学期末に4000字以上のレポートを課します。評価の観点は授業内で説明します。平常点0%継続的および積極的な受講状況を加点要素としてみる場合があります。その他0%特にありません。備考・関連URL(1)本科目はシラバス作成時点では、対面授業を予定しています。大学全体の方針やコロナ感染状況に応じて変更の可能性がありますので、連絡を注意深く確認してください。(2)教育社会学2は隔年開講科目ですが、2017年以来4年ぶりの開講となります。2020年度に開講していた教育社会学1(高等教育の社会学)は21年度は休講となり、2022年度に開講予定です。科目名社会教育実習担当者名阿比留久美他/村田晶子教育コース2単位夏秋土曜日3-4時限2年以上―合併科目―授業概要社会教育とは学校教育・家庭教育以外のあらゆる学びを指し、その学びや活動の内容や形態は地域や学びの主体のあり様に即して多様である。この授業では、社会教育における学びとその支援のあり方を社会教育実習を通して学習していく。それによって、社会教育主事(社会教育士)に必要な資質、能力を総合的・実践的に習得していくことを目的とする。授業は【事前指導】【実習】【事後指導】の3つの構造から成り立っている。まず、夏学期に事前指導を行い、団体や活動についての学習、自分自身の実習目的を明確化する学習を実施した上で、夏季休業期間に社会教育に関する実習を30時間以上実施する。この際、実習先は社会教育施設・福祉関係施設・NPO活動等社会教育にかかわるあらゆる領域での実習を想定している。その後、実習での気づき・省察を丁寧に実施して、実習で得た学びを言語化させていく。【オリエンテーション・事前指導】5月から7月の土曜(午前中)に実施。オリエンテーション(5月8日)授業の目的、社会教育実習とはなにか、実習先の案内等第1回(6月19日)実習にあたっての諸注意、社会教育実習の具体例の紹介第2回(6月19日)実習準備①自分の実習の目的を明確化する第3回(7月17日)実習準備②実習先や関連分野について調査をおこなう第4回(7月17日)実習準備③実践記録・実習記録を読みあう。※万一授業に出席できない場合は、早めに相談してください。【社会教育実習】夏季休業期間中に社会教育実習(1日6時間×5日=30時間以上)講義―169―

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