文学部シラバス2021
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科目名教育・学校心理学教育現場で用いる心理学の基礎担当者名藤野京子教育コース2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要学校での教育場面において、教師が習得していると役立つと思われる心理学の基礎知識を学習する。具体的には、思春期・青年期までの発達過程(感情・認知・社会性の各領域での発達のほか、教育と発達の関係を含む)、学習(動機づけ、学習の過程、教授法を含む)、学校内で繰り広げられる対人関係(教師と生徒との関係、生徒同士の関係を含む)、生徒にとって有意義な学校のあり方、適切な教育評価の仕方について、その基本を学ぶ。加えて、教育現場において生じる問題及びその背景を考察し、さらに、教育現場における心理社会的課題及び必要な支援について検討する。本授業はフルオンデマンド授業として実施。アップされたものは随時視聴可能な設定にするが、受講ペースは週1回、授業カレンダーの火曜日までに受講して毎回の小テストを受けること(ただし、初回は登録の関係で期間は若干延長する)授業の到達目標乳幼児期から青年期までの心身の発達に対する外的及び内的要因の相互作用、発達に関する代表的理論を踏まえ、発達の概念及び教育における発達理解の意義を理解する。乳幼児期から青年期の各時期における運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について、その具体的な内容を理解する。様々な学習の形態や概念及びその過程を説明する代表的理論の基礎を理解する。主体的学習を支える動機づけ・集団づくり・学習評価の在り方について、発達の特徴と関連付けて理解する。心身の発達を踏まえ、主体的な学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解する。教育現場で生じやすい問題への防止及び必要な支援について理解する。成績評価方法試験0%特になし。レポート50%授業で扱った内容にかかわるレポートを2回課します。平常点50%各回実施される小テストを評価対象とします。期限以降の受験はできません。その他0%特になし。備考・関連URL各回、授業カレンダーにそって火曜日までに受講することとし、当該日までに寄せられた感想・質問については、その次の回の冒頭でフィードバックを行います。科目名教職論担当者名沖清豪教育コース2単位春学期水曜日1時限1年以上―合併科目―授業概要本講義は、教職に就くということについて多様な観点から考察し、学生自身の教職への意欲を確認し、その適性を自ら考え、進路を判断するために必要となる知識を提供することを目的とする。また、教員養成の世界的動向や今後の教員養成システム改革の動向も踏まえつつ、現代社会における教職および教員養成の重要性とそれに伴う社会的評価・責任を理解し、教職の職務の多様性、およびキャリアとしての教職の独自性に関する理解を受講生が深められることを目指して、教職の制度論的・教師論的探求教職の社会学的探求直面する課題と希望の三部構成で講義を展開し、適宜受講生相互のペアワーク、グループワークで理解を深める。※この科目は当該授業内容に関する実務の経験を有する教員等がその実務経験を活かして講義等を行う科目です。授業の到達目標(1)教職の意義、教員の役割、教員の職務内容に関する法制、国内外の教員養成や教職に関する改革動向などの知識を獲得する。(2)教職希望者が現状において教員が抱えている課題を理解し、説明できる。(3)教職を将来の選択肢にすることの希望を抱き、多様な課題に対応する覚悟を育む。(4)教職の意義に関する知識に基づいて一定の分量・水準の文章をまとめる力量を獲得する。成績評価方法試験0%2021年度は定期試験を実施しません。レポート90%2種類3つのレポート課題が課されます。(1)GW明けに800字程度の感想文を提出してもらう予定です。詳細については第1回の講義で説明します。(2)学期末に2つの課題を選択して、小論文をまとめてもらいます。平常点10%授業での作業等に対する主体的・積極的な参加状況を評価します。その他0%特にありません。備考・関連URL(1)本科目は原則対面授業で実施します。(2)本科目は教職履修の入門的性格を有しています。履修登録前に資格科目に関する手引きなどでこの科目の位置づけ、内容についての説明を把握しておくと良いでしょう。(3)出席が求められる回数の3分の1以上の欠席がある場合には、単位は認定されません。また故なき遅刻は平常点に反映されます。(4)この授業に関する情報は適宜、moodle経由でお知らせします。メールをきちんと受信し、内容を確認する習慣をつけておいてください。関連URL:http:www.f.waseda.jpokikiyoindex.html科目名生涯学習概論1教育と学習の問い直し担当者名古市将樹教育コース2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要生涯学習という言葉が使われるようになってから久しいが、一般的にその理解が進んでいるかどうかは疑わしい。もともとユネスコで提唱された生涯教育の考えにもとづく生涯学習構想は、日本の教育の組み直しを図るものであったが、それは制度的な講義―167―

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