文学部シラバス2021
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なお、必要に応じて講師自身の研究や映像資料を用いることを予定している。授業の到達目標(1)民俗学とテクノロジーの関係を知る(2)テクノロジーにまつわる人びとの多様で主体的な選択を理解する(3)現代の私たちを取り巻くテクノロジーと日常生活の進展を考える成績評価方法試験0%試験は行わない。レポート70%学期末にレポートを課す。平常点30%出席状況と毎回配布するリアクションペーパーの内容から総合的に判断する。その他0%特記事項なし。備考・関連URL本講義は春学期に開講する現代と未来の民俗学と対になるものである。可能であれば両講義を受講することが望ましい。科目名グローバル化の社会分析担当者名樽本英樹構築2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要われわれはグローバル化という急激な社会変動に巻き込まれており、逃れることができない。いかに生きていけばよいのか。いかに社会を維持すればよいのか。身近な事例に引きつけてグローバル化においてどのような社会問題が生じているのかを学ぶ一方、社会学など社会科学の基礎的な用語、理論、方法論などを体得し、グローバル化に伴う社会問題がなぜ生じているのか、どのようにしたら解決できるのかなど社会分析の手法について学ぶ。授業の内容や順番については受講生の反応を見ながら柔軟に対応していく。本授業はオンデマンドによって、提供する。授業の到達目標高校までは学校で学ぶこと少ない国際社会学など社会科学の基礎を学び、われわれを巻き込んでいるグローバル化という急激な社会変動を理解できるようにすることを目指す。これまでの人生で当たり前と見えた社会現象を疑うことができるようになり、学問的および実践的基礎を身につけることが最終目標である。成績評価方法試験0%実施しないレポート70%授業全体の理解度を確認するため学期末に行う。平常点30%グループワークなどの参加度を確認する。その他0%該当なし備考・関連URL授業への出席および参加をする者だけが履修すること。科目名西洋市民社会史近代市民社会の比較史的考察担当者名松園伸他/石川華子/紀愛子/前川陽祐構築2単位春学期無フルOD2年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要本講義では4名の講師により、近代市民社会の形成過程を比較史的に考察する。講師の関心に従い、分担し講義する。平明な講義を心がけるが、その中でヨーロッパ社会の本質を理解できればと考えている。今年度は、イギリス(イングランド、スコットランド)およびドイツに的を絞って、講義する。(松園伸)18世紀以降の新聞、雑誌などのメディアの発達、都市の成長と関連づけて市民社会の成長を論じる。その際、イングランド中心史観に陥ることなくスコットランドの状況にも触れていきたい。(齋藤敬之)近代の前にあたる時期(おおよそ1500〜1800年頃を中心とする)における都市社会や市民の性質及びその変化を、ドイツ地域を例に論じていく。(前川陽祐)ドイツにおける市民社会に関して、19世紀を軸に論じる。なぜドイツ近代史で市民社会について問うのかという問題意識を念頭に、ドイツ統一と市民社会との関わりに着目する。(紀愛子)第一次世界大戦以降のドイツにおける市民社会について、戦争・ジェンダー・市民運動の視点から講義する授業の到達目標イギリス、ドイツなどを軸に広くヨーロッパ市民社会の形成について理解を深める。成績評価方法試験0%実施しないレポート70%論題などは教室で指示する平常点30%出席状況その他0%科目名軍隊と国家担当者名大久保文彦構築2単位秋学期土曜日5時限1年以上―合併科目―授業概要現代の国際社会の構造は、17世紀頃よりヨーロッパ諸国の間で形付けられ、積み重ねられて来た一連の慣行・条約を基調として成立したものである。そのキープレイヤーは主権国家であり、国家間の紛争は国際法によって紀律され、戦争講義―117―

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