文学部シラバス2021
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授業の到達目標上記授業概要の内容について一定の知見を得ること。同時に、それを自らの生、生の表現にとって親しい主題として考えていく素地をつくること。成績評価方法試験0%実施しません。レポート50%講義内容の理解を前提に、そこからの個々の考察の展開のオリジナリティを評価します。平常点50%毎回の講義動画に課題が出されます。各回200字から300字の課題です。その他0%特になし備考・関連URL本講義は、フルオンデマンド授業となります。対面で行いたかったのですけれども仕方ないですね。皆さんがどうお思いになるかわかりませんが、少なくとも担当している私自身はとても楽しくて人生が明るくなる気がする授業、というか仕事です。講義内容を考えるのも楽しいし、受講生の課題を読むのも楽しい。よろしければお付き合いください。科目名聖なるものと人間聖性をめぐる地中海周辺文化試論担当者名中西悠喜人間2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要人類は有史以前から聖なるものと錯綜した関係を築いてきた。本講義では、古代末期以降、近代までの地中海周辺地域(特に中近東とヨーロッパ)に焦点をあてて、聖性がかかわる諸局面を紹介し、その背景を解説していく。全体としてキリスト教とイスラム教にかんする扱いが大きくなるが、これらの宗教それ自体の入門は意図していない。授業の到達目標人間の生に深いかかわりをもつ聖なるものについて知識を深めることで、生それ自体の多様なあり方に関心を向ける。そしてそれが社会といかに密接に結びついているか多角的に考えられるようになる。成績評価方法試験0%レポート5%平常点95%その他0%備考・関連URL上記の文献にくわえ、各回の講義ではそれぞれのテーマに特化した文献をさらに紹介していく。期末レポートはほとんど成績に反映されないが、意欲のある学生はぜひ提出してほしい。可能なかぎり、ていねいに添削する。平常点は各回の講義後にコメントを提出してもらい、これに即して評価する。なお、講義内容は事情により、一部若干の変更を行う可能性がある。最近、友人研究者が運営するYouTubeチャンネルで、簡単なインタビューを受けた。必ずしも一般向けの内容ではないが、ここで触れられているようなテーマに関心をもつ学生には履修を勧める。https:www.youtube.comwatch?vt24bs7_rYXIhttps:www.youtube.comwatch?v15Vthvo-sJ0科目名障害とクィアクィア・ディスアビリティ論入門担当者名飯野由里子人間2単位春学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要2000年代に入ってから、ジェンダー・セクシュアリティ、ディスアビリティ(障害)が交差する地点に着目する新しい学問領域(クィア・ディスアビリティ論)が登場してきています。そこではどのような議論が展開されているのでしょうか。また、それらは既存のクィア理論やディスアビリティ理論、あるいは両者の関係に、どのような変容を迫っているのでしょうか。本授業では、現在の社会状況もふまえ、クィア領域と障害領域に共通するテーマとして、ダイバーシティ推進や共生社会をめぐる言説に焦点をあて、それらを批判的に検討します。授業の到達目標1)クィアと障害の両領域で問われてきた課題を理解すること2)1をふまえ、差異の間にある不均衡に対するセンシティビティをもつこと3)それにより、これまでとは異なる視点から社会を検討できるようになること成績評価方法試験0%レポート60%リーディング・レポート10点×3回=30点ディスカッション・レポート15点×2回=30点平常点40%講義の内容を受けて提出するリアクション・ペーパーその他0%科目名子ども・若者支援と共生社会の形成担当者名滝口克典他/尾崎万里奈/三井泰平人間2単位春学期土曜日3時限1年以上―合併科目―授業概要現代の日本では、子ども・若者の生きづらさ、すなわちその成長発達および社会への移行の困難が顕在化しており、コロナ禍がそれに追い打ちをかけている。背景には、個別化・競争化の進む社会状況が存在する。そのため、子ども・若者が生きの講義―115―

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