FSCI
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 「役立つ化学」と「役立てる化学」をテーマに、物質の変化の仕方(反応)や変化を調べる方法(分析法)を熟知し、新しい物質を新しい方法で創り出すことを目指しています。1917年創立以来、10,000名あまりの卒業生を輩出し、多様な研究分野から社会へ貢献しています。学部の4年間では、知識や実験技術の習得と、その関連知識を柔軟に使いこなす応用力を養います。大学院・修士課程では、問題の発見・解決能力を養い、研究者としての実践力を身に付け、博士後期課程ではリーダー化学者としての能力を養います。応用化学科/応用化学専攻 身近な現象にも深く結びつくさまざまな化学現象を本質的に理解したいと考え、本学科に入学しました。本学科は実験環境が整っているので座学に加えて多くの実験をすることができ、身に付けた知識をより深く理解することができます。また無機化学・有機化学・物理化学・化学工学の4分野を中心に幅広く学ぶため、自分がより興味を持つ分野や目標を自然と見つけられる点が魅力です。将来は本学科で得られた知識を生かし、新しい材料の研究に携わりたいと考えています。応用化学科 4年鈴木 舞さん東京都・桜蔭高校出身 本学科/専攻は、疾病、傷害や食の安全への対策、健康寿命の延伸などの課題に対して、最新の理工学および医学の基礎研究と、最先端の予防・診断・治療方法の開発に取り組んでいます。学部・大学院の6年一貫教育を基本として、海外の大学や研究機関とも連携し、グローバルリーダーを育成します。学部4年間では、生命医科学の基礎知識を系統立てて学び、基礎的な実験手技を身に付けます。修士課程では新しい視点から独創的で実学的な研究に取り組み、博士後期課程では世界をけん引する研究者を目指します。生命医科学科/生命医科学専攻 生命医科学科では、医学・理学・工学の知識を幅広く学ぶことで自分がより深く学びたい分野をみつけることができます。私は高校まで遺伝に興味があり、医療に関わる研究をしたいという漠然とした思いで入学しましたが、医学・理学・工学の多くの講義を通して高校までとは違った分野に強く興味を抱くようになりました。将来は疾患の原因となるメカニズムを解明する研究に携わり、世に貢献できる成果を出せたらと思います。生命医科学科 4年曽場 友理奈さん早稲田実業学校高等部出身 未来の化学には、地球環境への影響を考慮した上で世の中の役に立つ物質を作り出す高度な技術が求められます。これを実現するには、物質世界を解明する新たな方法論の確立と、それに基づく新しい技術の開発が不可欠です。本学科/専攻では、先進社会の発展を支える学問としての化学を体系的に教育することで、化学力を使いこなす柔軟な思考力と豊かな創造力を養います。そして先端的な研究教育プログラムを通じて、現代社会の安定と発展に貢献する卓越した人材を育てます。化学・生命化学科/化学・生命化学専攻 本学科は物理・有機・無機・分析・生命化学を原理や理論から理解・解明することを目的としています。講義では原理や理論を中心に学び、実験ではそれを確かめることで深く理解できるようなカリキュラムになっています。そのため、多種多様な化学反応が原理や理論から説明できるようになり、化学の面白さがわかるようになってきます。原理や理論から説明するのは大変ではありますが、化学が面白そうかも、と思っている人におすすめしたい学科です。化学・生命化学科 4年小林 千騎さん東京都立戸山高校出身J-33

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