教育学部
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前田ゼミのバズセッション(小集団に分かれて共通討議)教育学科  Education教育学専攻 生涯教育学専修●生涯教育学は総合科学の色彩を強く持っています。教育学ばかりでなく、社会学、メディア・コミュニケーション論、環境、福祉、ジェンダー論、経済学などの見地から理論的研究を行っています。●カリキュラムの自由度が高く、学習者の関心のある多様な科目を履修することができます。 幅広い学習を通じた自由でオリジナルな発想、理論の組み立てが大切にされます。●学生同士、学生と教師、学生と社会との関係を重視し、国内外の人々や団体とのネットワークの形成を目指しています。人間は生涯にわたり成長・発達を続けるものです。生涯教育は現代社会では必要不可欠となっています。本専修は教育を幅広い視点から考えています。子どもや青年の発達、成人の学習の保障、学習援助論、重要な学びの場である図書館、博物館、公民館のあり方、地域社会の役割などの多様なテーマを研究しています。例えば、視聴覚教育に関する理論や教育機器の活用への理解を深め、教材の作成・発表を行う「博物館情報・メディア論」、生活者の視点から消費を選択する力をつけるための「消費者教育」、子どもの生活問題やその社会的支援策を考える「児童福祉論」や「子ども論」、大学や企業におけるキャリア形成や能力開発の方法・課題を検討する「企業内教育」や「経営教育論」、市民参画型社会を担う人材育成のあり方を学ぶ「NPO・NGO論とボランティア」などの科目があります。本専修では、様々な教育現場の見学や調査にも力を入れています。アジアをはじめヨーロッパに至るまで幅広くグローバルな視野に立ったカリキュラム編成のもと、留学生を多数受け入れています。卒業と同時に生涯教育の専門的職員である社会教育主事の基礎資格が取得できます。科目の選択により、図書館司書、博物館学芸員、高校・中学・特別支援学校の教員免許を得ることもできます。卒業後の進路は、生涯教育関連専門職員、中学・高校教員、国家・地方公務員、家庭裁判所調査官、企業内教育担当者、金融、製造、マスコミなどの一般企業への就職など多様です。大学院進学者には大学院教育学研究科への推薦入学制度もあります。大学教員として活躍している先輩も少なくありません。 生涯学習概論Ⅰ・Ⅱ生涯教育学専修の1年次に専門必修として置かれているこの科目は、単なるチョーク&トークで終わらないように工夫されています。1年間きちんと受講・参加することにより、社会教育・生涯教育に基礎的で重要な知識を身につけることが期待されています。この授業で、社会教育・生涯教育の専門に関わる興味関心を喚起し、2年次以降に設置されている少人数の高度専門分野の教育(社会教育研究やゼミなど)を選択することになります。 博物館情報・メディア論博物館は、生涯教育施設のひとつであり、子ども、成人、高齢者が楽しく学んでいくことが出来る場です。博物館・情報メディア論は、生涯教育学専修の必修科目であり、博物館学芸員、社会教育主事資格の取得のためにおかれたものです。この授業では、(1)博物館における情報・メディアの意義、(2)博物館情報・メディアの理論、(3)博物館における情報発信、(4)博物館と知的財産、を中心に具体的事例を取り上げながら考察していきます。なお、授業はPC教室で行い、ドキュメンテーション、データベース化の方法、デジタル・アーカイヴの作成についても実習を行っていきます。もともと人が成長する上で必要不可欠である「教育」について興味があったのですが、人生100年時代と言われる未来の日本において「生涯教育」の必要性が高まると考え、この専修を選びました。大学では生涯教育を主軸として他にも様々な教育領域の勉強をしていて、現在は子どもシェルターでボランティアもしています。親から逃げてきた子ども達と接してみて、子どもの発育に家庭環境が及ぼす影響の大きさや、自立するための教育支援の必要性を実感しました。将来はこの経験を活かした教育関連の仕事に就けたらと考えています。Sonoda Mitsuki園田美月姫[取得できる学位]  学士(教育学)[取得できる教員免許状]社会(中学1種)、地理歴史(高校1種)、公民(高校1種)、特別支援学校(1種)学科・専攻・専修の特色WASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 20208学科・専攻・専修紹介

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