教育学部
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02Student’s Interview理学科 地球科学専修(4年)福島 夕紀子Fukushima Yukiko入学式で「早稲田大学教育学部は、教員免許の取得を卒業要件としない教育学部である」という説明がありました。それゆえに、周囲には教員を目指している人のみならず様々な人たちがいて、そこから異なる知見を得ることができ、とても楽しい刺激を得ることができました。その中でも特に教職課程の授業は他の学科・専攻・専修、さらには他学部の学生も集まっており、普段の専修の授業では関わることがない人たちとの交流の場でした。「教育学部に入学したのだから…」という単純な理由で教職課程を履修しはじめましたが、このような出会いがあったからこそ、忙しい専修での学びの合間に取り組むことができたのだと思います。私は小学4年生のとき、父に連れられて行った防災科学技術研究所(NIED)で“全国地震動予測地図”を見て、日本で地震の起きない場所がないことを知って以来、日本列島の構造や形成について強い興味を持っていました。そして昨年度、無事に構造地質学を扱う研究室に所属することができ、この春から“断層岩に発達する組織を、鉱物に電子線を照射した際に放出されるCL(カソードルミネッセンス)と呼ばれる信号の1つで分類する”という研究を始めました。まだ手探りの状態で関連論文を読む日々ですが、とても楽しいです。また大学で教職課程を履修し、塾講師のアルバイトをしていく中で、子供たちに理科の面白さをより伝える上での博物館の重要さを改めて感じたため、2年生の秋学期からは博物館学芸員の資格取得のための科目も履修しています。早稲田大学教育学部は他分野との距離も近いので、やりたいという気持ちさえあれば専門以外にも多くの知識・教養も得ることができる場所だと思います。遅くまで教育学部で頑張った日には、帰り道でライトアップされた大隈講堂を見ると、改めて自分が早稲田生であることを実感します。皆さんも入学してこの充実感を是非味わって下さい。興味あることを深め、広げられた4年間今イチバン力を入れていること学生生活で一番楽しかった思い出早稲田の教育学部とは!英語です。中学一年生で苦手科目となって以来できる限り避けてきたのですが、研究での英語の必要性を強く感じて再び勉強しています。大学院進学も視野に入れているので、進学までには英語論文をスラスラ読み、まとめられるようになりたいと日々頑張っています。授業の一環で3年生の夏休み中に、4名のグループで2週間ほど秩父の山奥で地質調査を行ったことです。朝7時に起き、9時前には調査を開始し、夕方宿舎に戻り、夜23時過ぎまで議論をするという生活の繰り返しで、はじめは食事しか楽しみがないと愚痴をこぼしていましたが、真っ白な地図が色で埋められた時は言葉には言い表せない達成感を得られました。今振り返ってみると二度と経験できない充実した2週間でした。全てが“多様性”に富んでいます。学科数が最も多いので授業の種類も豊富です。自分の興味・関心に沿って忠実に勉強をすることができます。またいろいろな目的、目標を持った人が集まってきます。自分とは異なる価値観を持つ人と話すのは楽しいです。講義・ゼミ・サークル活動・アルバイト。大学生活はけっこう忙しい。それは、充実した毎日を過ごしている証。先輩たちはどんなキャンパスライフを送っているのだろう。ONEDAYSCHEDULE698131618242112アルバイト講義自習(研究)通学昼食就寝帰宅起床学生インタビューWASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 20205

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