教育学部
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英米文学語学演習(ゼミ)風景English Language and Literature英語英文学科●2016年度より新カリキュラムがスタート、英語の専門家を養成することを使命としています。●英語圏の文学・文化、言語学・応用言語学、英語教育を基礎から発展まで英語で学べます。●より留学しやすいカリキュラムに。短期留学、海外インターンシップ科目も新設しています。教育学部英語英文学科は、英語教員の養成はもちろん、より広く英語の専門家を育てることを使命としています。英語の専門家とは、英語圏の文学・文化の研究者、英語の音声、文法、意味、歴史などの言語的特徴や英語使用の実態を研究する英語学者、外国語としての英語の習得・学習、指導を研究する英語教育の研究者などを指します。どの分野も先人達の膨大な研究の上に成り立ち、今日でも世界中で日々研究が進められています。大学で英語を専門的に学ぶということは、そのような英語に関連する知的活動に積極的に関与し、寄与することを意味します。それでは、大学で英語を専門にする場合の英語との関わり方とはどのようなものでしょうか。それは、一言でいえば「英語を英語で研究し発表」するということになります。勉強の対象であった英語が、研究の対象になり、研究の道具になり、発表の手段になるというわけです。ただし、ここには、大学では「英語の勉強」がもはや不要だという意味合いは全くなく、むしろ逆に、大学で英語を専門にするからには、これまで以上に「英語の勉強」にも真剣に取り組むことが求められます。英語英文学科では、従来の「英語の勉強」から、「英語を英語で研究し発表」する段階まで着実に到達できるように、2016年度からカリキュラムを全面的に刷新しました。このカリキュラムでは、英語を専門的に研究するための初めの一歩として、1年次に英語圏の文学・文化と言語・コミュニケーションといった専門分野の基礎を英語で学ぶ習熟度別クラスが設置されています。2年次以降は学生が各自の興味に応じて、(英語による授業を含む)選択科目を履修し、3年次からはゼミに入って本格的に専門分野を研究し、4年次には研究の集大成としてゼミ教員指導のもとで卒業論文を完成させます。英語英文学科で得られる英語を専門的に研究する能力は、学術の世界だけでなく、グローバル化が進む一般社会でも非常に有益な能力です。すでに英語が得意で、さらに磨きをかけて英語の専門家になりたい人、将来は英語を活用したグローバルビジネスに携わりたい人、英語は好きだけれど得意ではないから、大学でしっかりと英語を学びたいという人は、ぜひとも英語英文学科の門を叩いてください。 「英米文学語学演習I-1, I-2, II-1, II-2R(社会言語学)」社会言語学(sociolinguistics)は文字通り、社会と言語の関わりを探る分野です。われわれが毎日何気なく使っている「ことば」は、社会にどのような影響を与えるか、またどれだけ社会によって形成されているかを考察します。このゼミでは、特にネット、テレビ番組、映画、広告、看板などを対象として、日常生活の中での言語について学びます。授業中のディスカッションやプレゼンテーションはすべて英語で行われ、専門知識と共に英語力もしっかり身に付きます。 「Introduction to Language and Communication」 「Introduction to Literature and Culture」1年次必修科目として、英語のアカデミック・スキルを磨くと同時に、専門分野の基礎知識を英語で学ぶ少人数制の導入科目です。言語やコミュニケーションを扱うIntroduction to Language and Communicationと、文学や文化を扱うIntroduction to Literature and Cultureの2科目です。映画やドキュメンタリー番組、ネット配信されているレクチャーなどを視聴することを通じて、英語を単に受け身に聞き取るだけでなく、アカデミック・スキルとしてのリスニング能力を養い、自分の考えをまとめて発表し議論するような活動も多く行う予定です。さらに、入門書や各種記事などを使いながら、英語のリーディング力も磨いていきます。学科で40科目以上提供している英語での専門科目を、2年次以降にもむりなく履修できるように基礎固めを行っていく科目です。英語教員を目指しており、英文学、米文学、言語学、第二言語習得といった知識を専門の先生方からきちんと学ぶことができることから、英語英文学科を選びました。最終学年を迎えた今でも、まだまだ知識が足りないという自覚があり、卒業後は大学院に進学し、さらに広く深く知識をつけることを目標にしています。教育学部は他の学部と違ってはじめから専門の分野を学ぶことができるので、興味がある分野を学ぶには最高の環境が整っていると思います。よく見定めて学科・専攻・専修を決めると良いと思います。ぜひ頑張ってください!Takizawa Kotaro瀧澤嵩太朗[取得できる学位]  学士(文学)[取得できる教員免許状]英語(中学1種・高校1種)学科・専攻・専修の特色WASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 202012学科・専攻・専修紹介

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