教育学部
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教育学科 Education教育学専攻 教育心理学専修●現代心理学を、やさしく・厳しく、少人数クラスで教育します。●心理学の全領域にわたって、標準的かつ多彩なカリキュラムを準備しています。特に教育心理学・特別支援教育関係の科目が充実しているのが、他大学・他学部の心理系学科と比較した時の特色となっています。●学問の実践的効用を重視しながら、同時に基礎的研究も大切にします。2年生までにほとんどの必修科目を終了し、その後は自分の道を探索できるような自由度の高いカリキュラム構成となっています。●公認心理師資格の学部課程については完全対応しました。早稲田大学における「心理学」の歴史は非常に長く、「心理学」という議義は本大学の前身である東京専門学校が設立された1882年(明治15年)から開講されていました。1962年(昭和37年)教育学部に教育心理学専修が発足した当初から、文学部心理学専攻(現:心理学コース)とは趣を異にするように設計されています。具体的には、教育心理学を核にしながら、発達心理学、社会心理学、臨床心理学、神経心理学、学校心理学、特別支援教育、等々、心理学の諸領域を広く学べるように配慮されています。わが国では、心理学はいわゆる文科系に属していると言われますが、心理学の創始者達が理学系・医学系の研究者であった関係上、この学問は理系・実験系の色彩が強く、実験や調査によって資料を収集し、その分析を行うという実証科学の方法論を用います(統計学・数学等の基礎知識は必須です)。本専修でも、第2・3学年において心理学実験演習を行い、小集団(10名前後)に分かれてのきめ細かい指導が行われており、そのことが特色の一つになっています。教育心理学専修の卒業生の進路はさまざまです。大学院進学後、大学教員や研究職に従事した者、中・高校や特別支援学校(養護学校)の教員、児童相談所の心理判定員、児童館や施設の指導員、家庭裁判所調査官、公務員心理職、福祉職、カウンセラー等々多様ですが、比較的多いのは民間会社の人事・教育担当者やマーケティング・SEなどです。尚、公認心理師資格の学部課程必要科目については完全対応しています。そこで、大学院に進学し法に定める所定の単位を取得すれば公認心理師受験資格が得られます。ただし、当専修は教育心理学を学ぶところであり臨床心理学専修ではありませんので、学校・教育関係に強みのある公認心理師を養成することになるかと思います。 教育心理学演習Ⅰ・Ⅱ梅永教授は自閉症を中心とする発達障害児者の社会参加・職業的自立に関する研究を行っています。この演習では、実際に自閉症児を大学のプレイルームに呼び、実践的・具体的に「構造化」による指導技法を学生に伝授しています。ゼミ風景教育心理学演習Ⅰ・Ⅱ 梅永雄二 教授幼少期の虐待やネグレクトの経験がその後の人格形成にどのような影響を及ぼすかを知り、そういった経験に苦しむ子どもたちを救いたいと考えこの専修を選びました。実際の教育現場へ赴くことも多く、子どもたちと触れ合いながら貴重な実践経験を積むことができています。少人数制の授業が多く取り入れられていて先生との距離が近いことも魅力です。学びの場は様々ですが、志望校を決める時はぜひ「自分がやりたいことは何か」を考えてみてください。やりたいことが見えてくれば、長い受験勉強のモチベーションにもつながると思います。Nakamura Saki中村 咲社会(中学1種)、地理歴史(高校1種)、公民(高校1種)、特別支援学校(1種)取得できる資格学士(心理学)取得できる学位学科・専攻・専修の特色Student's VOICECurriculum TOPICS学科・専攻・専修紹介WASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 201911

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