教育学部
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学科・専攻・専修の特色■ 地理学と歴史学両方の基礎を学習した後に、どちらかを選択し、専門的な研究を行う。■ 専門選択科目・演習とも、幅広い関心に応えられるよう、豊富な選択肢が用意されている。地理歴史専修は1・2年で地理学と歴史学両方の基礎を学び、さらに3・4年ではどちらかの演習に分かれて所属し、専門的な学習を行うというユニークな専修です。地理学も歴史学も、事象の固有性に着目する点で、一番根本のところで発想を共有しており、地理学は空間軸から、歴史学は時間軸からそれをとらえます。これが、二つの独立した学問体系を敢て一つの専修に編成する所以です。学生は、1・2年には地理学と歴史学に関して20の専門必修科目があり、3年生になると演習(ゼミ)に所属することになります。演習は、地理学・歴史学あわせて17クラス用意されています。演習に参加して少人数での専門的な勉強が進められるようになると、大学の雰囲気が違ったものに感じられてくるはずです。特にこの専修では、3年のときに演習を1クラスないし2クラス選択することになります。4年生に向けて研究テーマを次第に絞っていけるように配慮されています。専門選択科目(主選択)の数が69におよび、さらにその他に社会科学関係を中心として46の副選択科目が用意されているため、幅広い関心に応じた学習にも対応できます。もちろん教員免許状取得のための配慮もゆきとどいています。卒業生は、中・高教員以外にも、ジャーナリズム・商社・銀行を始め、極めて多彩な分野で活躍しています。大学院教育学研究科等大学院へ進学する者もいます。※詳しくは地理歴史専修ホームページをご覧ください。http://www.dept.edu.waseda.ac.jp/chireki/index.html 地理学演習ⅠB地理学の魅力は、自然環境(自然地理学)や人間の営為(人文地理学)の双方を対象として、両者の相互関係や地域的特色あるいは地域間差異を探求する点です。本演習は3年生が履修する少人数科目で、「都市の産業立地とまちづくり」をテーマに文献講読や現地調査を行います。この様な学内外での学習を通じて、都市における産業立地から空き家問題など今日的な諸課題まで幅広く都市空間の現状を理解し、まちづくり提案に収斂させて行きます。 歴史学演習II B ─日本近世史の研究─日本近世史(いわゆる江戸時代)および近代移行期(幕末維新期)における諸問題を卒業論文のテーマにしようとしている学生を対象に、卒論作成のための指導を行います。受講者による発表とそれをめぐる討論により、日本近世史および近代移行期の諸問題に関する認識を深めることを目指します。Curriculum TOPICSStudent's│VOICE学士(地理学)、学士(歴史学)取得できる学位学びたいこと、やりたいことが多くあった私にとって、この専修はまさにぴったりな環境でした。今は所属しているゼミで、オスマン帝国の時間感覚の歴史について研究しています。将来は社会や人に向けた教育関係の仕事に就くことを目指して、専門分野以外のことも幅広く学び、様々な知見を取り入れています。教育学部は他の学部と比べても、多様な人や情報が行き交う場所です。思わぬものに出会い、そこから自分の生き方を発見できるチャンスがたくさんあります。ぜひいろいろなことに興味をもってみてください。Kagawa Takahiro香川 貴洋社会科地理歴史専修歴史学演習Ⅰ(北河賢三 教授)のゼミ合宿※地理学・歴史学の別は、選択した演習により決定します。取得できる教員免許状社会(中学1種)、地理歴史(高校1種)、公民(高校1種)教育学部の概要WASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 201813

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