教育学部
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教育学部の概要EducationStudent's VOICE教育学部の概要WASEDA UNIVERSITY SCHOOL OF EDUCATION GUIDE 20177教育学科教育学専攻 教育学専修取得できる学位 学士(教育学)学科・専攻・専修の特色■教育の諸問題について多角的・総合的に学べる。■わが国や他国の教育の歴史と現状についての認識を深め、同時に国際感覚を養う。■生命と地球を愛するヒューマンな教養がみがかれる。■教職、一般企業はもとより、青少年指導、教育行政職の方面に進路が開かれる。■教育学の諸専門領域における研究者をめざす第一ラウンド。教育哲学本講義は、受講者のみなさんが教育にかかわる問題を批判的に吟味検討することに習熟するための導きであろうとするものです。「批判する」とは、そもそも、分ける、選びとるといった意味のギリシア語に由来し、真実であるもの、正しいもの、美しいものなどを選びとるために、そうでないものを払いのけていく作業を意味します。講義全体を通じて、人間にとってなぜ教育が必要なのか、なぜ教育はむつかしいのかを考えていきます。知識を得ることよりも、自ら考えることを重視します。教育学概論A教育学全般にわたる基本的な諸主題、諸領域、諸概念、諸論点に関する理解の形成をめざします。社会において教育、ひいては学校が人間の育成に対して、どのような機能を果たしてきたか、果たしているか、果たすべきかについて考察するための基礎的な能力を形成します。さらに、こうした諸理念を実現すべく学校教育はどのように機能しているかを具体的な事例をもとに検討を行い、現場での実践力の基礎をも培います。教育学専修は、教育をめぐる時代的変革と課題の中で、子どもの成長、学校教育、社会生活の変化とモラル、教育の制度・政策、環境・地域・生命などについて、多様な専門的アプローチから考察し、「生きる」ということの意識と、人間発達のあり方を熟慮し、未来社会への責任意識をはぐくむことができる専修です。今日の教育学は“Sciences…of…Education”として、「学際学」であり、同時に「複合科学」です。教育の考察には、哲学・社会学・心理学・歴史学・政治学・行政学・統計学・法学・国際関係論・外国文化研究・情報科学・生命科学といったさまざまな学問の成果と手法を活用します。1、2年次の「教育学プレゼミI〜IV」等で全ての指導教授の専門分野を知ることができ、3、4年次一貫の教育ゼミで指導教授の助言を受けて自分の関心に基づいた研究テーマを設定し、研究成果を発表しながら卒業論文へと仕上げていきます。本専修は、教育研究の専門的な学び舎です。教職志望者には、とりわけ深い教育的見識が培われます。卒業後の進路は、右図に示すように、多方面に開かれています。大学院に進学して大学の教授、准教授、助教として活躍している先輩は少なくありません。実業界では、放送・報道関係、広告業、金融、保険、食品、コンピュータソフト系企業等、広範囲な分野に進出しています。もとより、教育行政、社会福祉行政、家庭裁判所調査員、法務教官、学校の教員、大学職員、予備校経営者、教育系財団・社団法人への就職など、教育学専修ならではの進路が開かれています。今後は、福祉・介護分野への進路も拡張されるでしょう。教育学演習I・IID 藤井千春 教授教育学は、単に教職に就くためのものではなく、本来は教育を学問することを通して人間を探究していく普遍的な営みであると思います。私は「教育哲学」を専攻し、さまざまな思想を読み解きながら、現代の状況を批判・解体し、再構築していくプロセスを学んでいます。哲学が前提としている姿勢を理解することは、それを日常の選択に応用するうえで大変重要なもの。将来どんな職業を選択するにしても、早稲田で学んだことが、卒業後も自分の生き方に大きな影響を及ぼすということを実感して学生生活を送っています。小脇…叶夢学部大学院教育学専修教職研究科教育学研究科修士課程博士課程一般企業公務員教員・職員海外留学(学部・大学院)etc.教員教員研究者【 卒業後の進路 】 (2016年4月1日現在) Curriculum TOPICS

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