文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法試験0%レポート100%講義を基にして、政治的理解が進んでいるかどうかを確認する。平常点0%出席はとらない。その他0%科目名政治学原論B現代政治理論入門担当者名金田耕一共通2単位秋学期月曜日2時限1年以上―合併科目―授業概要一般に、政治学では各国政治の権力構造や行政組織、その国の政治の歴史、あるいは国家間の政治外交関係の問題などが扱われます。これらは、いうなれば政治という現象に関する研究です。これに対してこの講義では、暴力と権力とは何か、自由や平等は何を意味しているのか、公正な社会とはどのような社会かなどをめぐる規範や理念を主題としています。前者の現象に関する研究を経験的・実証的研究とすれば、原論では規範的・原理的研究をおこなうことになります。現在、私たちはさまざまな政策課題に直面しています。それらはいずれも、たんに権力構造の秘密を知ったり、歴史的背景を理解したからといって、簡単に解決できるような問題ではありません。もっとも、いずれにしても簡単に解決できるような問題はないのですが。しかし、具体的な政策課題(たとえば年金制度や税制といった)はいずれもその根底に規範的・理念的問題を抱えています。たとえば、なぜ私たちは、一方では激しく対立・競争しながら他方では協力し、助け合わなければならないのでしょうか。デモクラシーはこのような人と人のあいだの問題を解決する最善の方法なのでしょうか。あるいは、かりにそうであるとして、なぜデモクラシーはつねにうまく機能していないように見えるのでしょうか。ただ事実を列挙したところで、このような問題の本質・原理を理解することはできません。一見するところ抽象的な規範や理念がどれほど私たちの目の前の問題を規定しているかを理解できるよう、現代の政治理論の諸成果について学びます。授業の到達目標暴力と権力とは何か、自由や平等は何を意味しているのかなどについて、現代の政治理論の諸主題の概要を理解し、それをつかって現代の政治的問題について規範的に考えることhができるようにする。成績評価方法試験0%レポート100%講義を基にして、政治的理解が進んでいるかどうかを確認する。平常点0%出席はとらない。その他0%科目名経済学原論ミクロ経済学とマクロ経済学の初歩担当者名熊谷善彰共通2単位秋学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要経済学の体系の概要を説明するとともに、我々が日常接する経済の現実問題について経済学的理解を深める。経済問題が、我々の日常生活にいかに密接に結びついているか、そしてそれらを理解するための道具として経済学がいかに有効か、いかなる制約の下にあるかについて明らかにする。ミクロ経済学、マクロ経済学のそれぞれについての基礎的な部分を扱う。授業の到達目標ミクロ経済学、マクロ経済学の基礎的な部分を理解する成績評価方法試験100%試験により授業内容の理解度を評価レポート0%平常点0%その他0%備考・関連URLMoodleを使用します。配布資料をアップロードし、オンデマンドで動画を配信します。成績評価は試験としていますが、教室での試験は実施できないため、オンライン上にアップした問題に解答して頂くという形をとります。(内容の区切り毎に複数回に分けて実施します)科目名生涯学習支援論1参加体験型学習と支援者の役割担当者名新井浩子共通2単位春学期金曜日2時限1年以上―合併科目4授業概要近年、学校教育では、対話や問題発見、問題解決型の教育が注目され、学習者が主体的にテーマについて探求する学習や主体的な学習能力の育成を目的とするアクティブラーニングが導入されるようになりました。一方、生涯学習・社会教育では以前から学習者が主人公となる学びが重視されており、そのための学習支援の方法が開発されてきました。この授業ではそうした学習方法の一つである、参加体験型学習(ワークショップ)を取り上げ、その構造や支援者(ファシリテーター)の役割について学びます。授業では、生涯学習・社会教育で実施されているワークショップを体験してもらい、それをもとに、学習としての構造や支援の在り方について考えていきます。また、学習者の多様な特性に応じた学習のデザインや学習支援(ファシリテーション)技法についても学びます。当事者同士が互いに学びあう生涯学習・社会教育には、学校教育のような“教師”はおらず、“正解”もありません。学習者が主自由科目(講義算入可)―631―

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