文化構想学部シラバス2021
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その他0%特になし。備考・関連URL日程は状況に応じて随時調整します。各自の発表に対する他の学生や教員からの質問・コメントを次のステップに生かせるよう、留意してください。科目名国家-ダイナミクスゼミ2(近代アジア社会の形成)(秋学期)担当者名柳澤明構築2単位秋学期月曜日5時限3年以上―――授業概要このゼミでは、アジアの伝統社会が近代的に再編されていく過程と、そこに見られる諸特徴を、歴史的に検討することを目標とする。アジアの近代は、それぞれの国・地域の内発的な発展の結果ではなく、西洋によって他律的にもたらされた面が大きいことは、否定できない。ヨーロッパにおける近代への移行が長期にわたる漸進的な変化であったのに対して、アジア諸地域の近代化は、おおむね19世紀後半から比較的急速に進行した。そこで生じた大きな変化は、政治制度・法律・経済・社会慣習・教育・芸術などさまざまな面で、現代に大きな影響を及ぼしている。したがって、現代アジア社会の成り立ちを理解するためには、近代直前の時期(近世)を起点として、その後の変化の実相を歴史的にあとづけていく必要がある。もちろん、アジア諸地域の近代化のプロセスは、それぞれの伝統社会のありかたや、近代化の過程での諸条件(植民地支配を受けたかどうかなど)によって、一律ではない。そうした地域固有の特徴や、各地域の相互関係を視野に入れることも重要である。このゼミで扱う地域は、日本以外の東アジア──中国とその周辺──が主となるが、ゼミ生の関心によっては、他の地域を取り上げてもかまわない。また、日本自体は基本的に対象外だが、アジアの他地域と日本との比較という視点での取り組みは妨げない。時代の範囲も明確には定めがたいが、だいたい17世紀頃から20世紀前半までが中心となるだろう。本科目は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーにいう論系ゼミに該当する。授業の到達目標【3年生】ゼミ生各自の関心に応じた調査・発表とそれらに関する質疑応答・討論を通じて、近代アジア社会の形成過程に関する理解を深め、ゼミ論文執筆へ向けての基礎知識と視座を獲得することを目標とする。【4年生以上】前学期までに収集した資料に基づく分析・論証を進め、ゼミ論文を完成させる。成績評価方法試験0%実施しない。レポート0%期末レポート等は特に課さない。平常点100%授業時の発表内容、討論への参加度などによる。その他0%特になし。備考・関連URL日程は状況に応じて随時調整します。各自の発表に対する他の学生や教員からの質問・コメントを次のステップに生かせるよう、留意してください。※※ゼミは基本的にリアルタイム配信と資料提示を組み合わせて行いますが、状況によっては教室で対面形式で行うこともありえます。詳細についてはWasedaMoodle上で連絡します。科目名国家-ダイナミクスゼミ3(国際移民とヨーロッパの比較社会分析)(春学期)A担当者名樽本英樹構築2単位春学期木曜日5時限3年以上―――授業概要グローバル化という世界的な社会変動の中、社会現象が国境を超えることは当然となった。その結果、難民志願者の殺到、極右・ポピュリズムの台頭、テロリズムの頻発、移民・外国人をめぐる不平等や格差の拡大など様々な問題が世界各地で噴出している。それらに伴い、これまでの国民国家的枠組みは変容を余儀なくされている。すなわち、分析視点や理論、手法などが国民国家を超えたものが必要とされてきた。本ゼミではヨーロッパ社会を中心に取りあげ、他の社会と比較しつつ1990年代以降急速に発展してきた脱国境・超国家的な社会現象を対象として社会学など社会科学的な分析法を学ぶ。特に国境を越える人々の移動と、それに伴う社会問題を理解することを糸口にしたい。討論の時間を中心に据え、受講生の学修意欲を刺激するゼミを目指す。対面授業を基本としつつ、オンラインによるリアルタイム授業を併用する予定である。授業の到達目標最終目標は、ゼミ論文などの形で自らの興味ある社会現象を自由に分析できるようになることである。またその過程で、受講生は英語の文献を読みこなすスキルを身につけることであろう。成績評価方法ゼミへの参加状況を総合的に勘案して評価する。備考・関連URL本授業は対面の回とオンラインの回を併用する予定だけれども、状況によりオンラインに全面的に移行する場合がある。授業に出席し積極的に参加する者のみが履修のこと。科目名国家-ダイナミクスゼミ3(国際移民とヨーロッパの比較社会分析)(春学期)B担当者名樽本英樹構築2単位春学期木曜日6時限3年以上―――授業概要グローバル化という世界的な社会変動の中、社会現象が国境を超えることは当然となった。その結果、難民志願者の殺到、極論系ゼミ―609―

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