文化構想学部シラバス2021
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心があるというのは、ゼミ生の最低限の共通事項で、関心の具体的な広がり方はさまざまであろう。性格が十人十色であることはいうまでもない。そういう学生たちがゼミという公共圏を形成・維持していくためには、ゼミというプロジェクトを推進していくためには、協調性やコミュニケーション能力が必要とされる。ゼミでの2年間の活動は、最終的には、ゼミ論としてまとめられる。ゼミで鍛え上げた読む語る聴く議論する書くという一連の知的能力は、卒業後どのような進路に進むのであれ、必ず役に立つはずである。授業の到達目標ライフストーリーというキーワードを通して、われわれが生きている現代という状況を分析し、理解する。3年秋学期の目標はライフストーリー・インタビュー調査をやりとげること。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%毎回のゼミに積極的に参加しているどうか。その他0%なし科目名発達を生きる人間論ゼミ(現代人のライフストーリー)(秋学期)B担当者名大久保孝治人間2単位秋学期金曜日6時限3年以上―――授業概要ゼミのテーマであるライフストーリーには2つの意味がある。1つは、個人が語る(書く)自分自身の人生の物語であり、もう1つは、ポピュラーカルチャー(小説、映画、TVドラマ、アニメ、漫画、歌曲、CMなど)の中に遍在するさまざまなタイプの人生の物語である。個人は自分自身の人生の物語を語る(書く)ときに、後者をモデルとして利用している(あるいは無意識のうちに影響を受けている)。授業では、両者をともに研究の対象とする。現代という状況の中で、人々はどのように自分の人生を語っているのか、意味づけているのか、その意味付けに根拠を与えているものは何なのか、そうした問いをめぐって、現代人の人生の困難と希望について考えていきたい。研究に必要な方法論として、社会学と心理学(とくに自己心理学・発達心理学)に重点を置いて勉強していく。言うまでもないことだが、ゼミは協働作業の場である。現代人のライフストーリーというテーマや、社会学や心理学に関心があるというのは、ゼミ生の最低限の共通事項で、関心の具体的な広がり方はさまざまであろう。性格が十人十色であることはいうまでもない。そういう学生たちがゼミという公共圏を形成・維持していくためには、ゼミというプロジェクトを推進していくためには、協調性やコミュニケーション能力が必要とされる。ゼミでの2年間の活動は、最終的には、ゼミ論としてまとめられる。ゼミで鍛え上げた読む語る聴く議論する書くという一連の知的能力は、卒業後どのような進路に進むのであれ、必ず役に立つはずである。授業の到達目標ライフストーリーというキーワードを通して、われわれが生きている現代という状況を分析し、理解する。4年秋学期の目標はゼミ論の完成。成績評価方法試験0%なしレポート0%なし平常点100%毎回のゼミに積極的に参加しているどうか。その他0%なし科目名発達を生きる人間論ゼミ(現代人の心理)(春学期)現代の様々な課題に対し心理学からアプローチする担当者名小塩真司人間2単位春学期火曜日5時限3年以上―――授業概要現代人特有の心理的発達とはどのようなものなのだろうか。このゼミでは人びとの心理的個人差(性格・パーソナリティ的側面や認知的側面)を重視しつつ,現代社会を生きる人びとに共通する発達的変化について検討する。発達時期に関しては青年期以降の時期に注目する。人間の性格にはどのような次元があるのか,どのように把握されるのか,どこにその起源があるのか,どのように変化していくのか,なぜ特定の性格の持ち主が適応・不適応状態に陥るのか。ゼミでは大きくこのような問題意識を持ちつつ,より詳細な個別の問題に取り組みたい。授業の到達目標本授業の到達目標は,(1)人間の発達に関して理解を深めること,(2)必要な文献を検索することができるようになること,(3)適切に各種資料をまとめることができるようになること,(4)調査を計画し実施・分析することができるようになることである。成績評価方法授業内での課題の取り組み方を総合的に判断する(100%)備考・関連URL小塩研究室:http:www.f.waseda.jposhio.at2021年度は基本的に対面で授業を行う。科目名発達を生きる人間論ゼミ(現代人の心理)(秋学期)現代の様々な課題に対し心理学的にアプローチする担当者名小塩真司人間2単位秋学期火曜日5時限3年以上―――授業概要現代人特有の心理的発達とはどのようなものなのだろうか。このゼミでは人びとの心理的個人差(性格・パーソナリティ的側論系ゼミ―603―

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