文化構想学部シラバス2021
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映画の鑑賞などをする予定です)・基本的に授業で読む世界文学の作品の全ては邦訳での作品になりますが、生徒の言語能力に応じて、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、英語、中国語、韓国語で書かれたテクストについての発表、報告、レポートなどの提出も可にするだけではなく、むしろ大歓迎します。できるだけ世界中の様々な文学に関心のある生徒たちの履修を希望します。科目名世界文学研究ゼミ(秋学期)世界文学の文脈から見る百年の孤独とマジカル・リアリズム担当者名アスアヘアラモマヌエル文ジャ2単位秋学期月曜日3時限3年以上―――授業概要このゼミでは受講生と1年間かけてゆっくりとガブリエル・ガルシア=マルケスの百年の孤独(原文1967鼓直訳1972、新潮社)を読みながら、この作品が影響を受けている世界文学の作品(つまり1967年以前の作品)と、この作品が影響を与えた作品(つまり1967年後に書かれた作品)を読み、翻訳、文学の流通、作家同士の間のインスピレーションなどのテーマを念頭に置きながら、世界文学について考察します。百年の孤独をあくまでもケーススタディとしながら、20世紀と21世紀の世界文学の流れとトレンドを俯瞰し、世界文学の作品の特徴について考えながら、受講生と世界各地の様々な文学作品を読んでいきたいと思います。授業の到達目標20世紀の世界史について学びながら、世界文学の作品を読むとはどういう問いに受講生と考えます。2年間かけて受講生の読書量を増やすとともに、文学を体系的に読むこと、歴史と社会と結びつけて読むこと、文学とジャーナリズムの境界線について考えることを目指していきたいと思います。文学を楽しく読みつつ、批評的にも読むという習慣と能力を培うように努力します。成績評価方法試験0%レポート40%中間レポートと期末レポートがあります。中間エッセイでは、読んできた作家たちから一人を選び、自分の感想を述べる。期末エッセイでは読んできた作家たちから二人を選んで比較し、自分の感想を述べる。平常点30%授業参加や、他の受講生のプレゼン内容確認の質問への応答。その他30%プレゼンテーション:本授業で扱う作家たちやそれらの作品について、指定されるテーマに沿って発表する。(5-6分程度、1学期に1回)科目名多様性を生きる人間論ゼミ(ジェンダーとセクシュアリティの視座)(春学期)A担当者名草野慶子人間2単位春学期火曜日3時限3年以上―――授業概要春期3限・ゼミAは、3・4年生合同ゼミとし、主に文献講読、共通テーマに関する発表を行います。2021年度も現代文化のジェンダー表象分析、ジェンダー文化論(アート、文学、ファッション、美容等とジェンダー)、性的表現の可能性、性的表現の規制、性差別等の問題、生殖、ART,再生医療その他の、性とユートピア/ディストピアにかかわる主題群、女性と男性のライフコースの諸問題、性とアイデンティティ、性の多様性、といったテーマに取り組んでいきます。授業の到達目標ゼミ共通のテーマにそくして文献を読み、学術調査を進めることで、アカデミックスキルの向上を達成し、さらに、テーマにそくした考察の深化を経験すること。成績評価方法試験0%実施しません。レポート30%3年生には期末にレポートを課します。指定テキストの要約と考察です。平常点70%出席状況、各自の発表の内容、他の学生、グループの発表時のディスカッションへの取り組みから総合的に評価します。その他0%特になし。備考・関連URL全回対面授業となります。科目名多様性を生きる人間論ゼミ(ジェンダーとセクシュアリティの視座)(春学期)B担当者名草野慶子人間2単位春学期火曜日4時限3年以上―――授業概要4限のゼミBは原則として4年生のみとなりますが、3年生の参加はもちろん自由。4年生それぞれのゼミ論指導を行います。授業の到達目標ゼミ論文完成に向けて豊かな時間を過ごすこと成績評価方法出席状況。各自の発表の内容。他の学生発表時のディスカッションへの取り組み。これらを総合的に評価する。論系ゼミ―590―

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