文化構想学部シラバス2021
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レポート0%平常点100%ゼミでの発表内容、討議の時間における発言内容、出席状況などによる。その他0%備考・関連URL夏休み中(例年は9月中旬)にゼミ合宿を行っているが、新型コロナウィルスの感染拡大状況により、実施の可否を判断する。※2020年度はオンラインでの研究発表会で代替。科目名言語文化ゼミ(ことばと文学・ことばと美意識)(秋学期)担当者名平田彩奈惠複合2単位秋学期火曜日3時限3年以上―――授業概要このゼミは、おもに日本のことばと文学を中心にとりあげるが、日本の美、日本文化の特質などについても考える。考察の対象は、前近代から近現代にかけてのことば、文学、藝能、藝術、思想などはもとより、近年のサブカルチャーなどにまでわたることがありうるし、アプローチのしかたも多岐にわたってよいのだが、特に次の(1)〜(3)の点を重視しながら、各人の研究テーマを明確なものにしてゆく。(1)前近代のことば、文学、文化に留意する。(2)近代以降において、西欧のことば、観念などとの接触がもたらしたものを意識する。(3)日本のことば、文学、文化が海外でどのようにみられ、また受容されているのかをとらえる。秋学期は、特に(2)と(3)を重視して関係する文献をとりあげ、3年生に発表してもらう。また、4年生についてはゼミ論の中間発表と草稿(一部)の提出が課される。授業の到達目標ステレオタイプな見方を排し、自分の頭と心を真にはたらかせるようになることと、煩をいとわずに参照すべき文献にあたる習慣をつけることをめざす。また3年生は、次年度のゼミ論執筆に備え、自身の研究テーマを明確なものにしてゆくことをめざす。4年生は、質の高いゼミ論の完成をめざす。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%ゼミでの発表内容、討議の時間における発言内容、出席状況、ゼミ論の構想に関わる提出物(3年のみ)などによる。その他0%科目名超域文化ゼミ(集合的アイデンティティの諸相)(春学期)A担当者名山田真茂留複合2単位春学期火曜日3時限3年以上―――授業概要近代化ならびに現代化が進展するにつれ、伝統的な共同体志向は次第に稀薄化し、一般に個人主義化ないし個人化の流れが浸透することになった。しかしながらその一方、一人ひとりの生は身の周りの文化や組織や集団の影響を強く受ける。そこでこのゼミでは文化の力、集合体の力を十二分に見据えつつ、現代社会における集合的アイデンティティについて多角的に探究していく。そこでは国民文化、地域文化、世代文化、性別文化、宗教文化、組織文化などさまざまな文化と、そしてそれにまつわる集合的アイデンティティの諸相が俎上に載せられよう。集団、文化、アイデンティティをキーワードに現代社会の集合的諸現象に挑んでいくにあたって、このゼミで主として依拠する学問は社会学である。しかし本ゼミでは社会学に留まらず、他の学問領域との協働も図りながら学際的な視座をもって集団現象のはらむさまざまな側面にアプローチしていきたい。演習形式で授業を進めるため、各回は、参加者各人による報告と討議が中心となる。グループ活動(サブゼミ活動)を併用する可能性もある。春期は主に文献講読を通じて学術的なアプローチの基礎を鍛錬していく予定。科目の性質上、毎回の演習への出席が欠かせないのはもちろんのこと、教場を離れた独自の探究にそれなりの時間とエネルギーをつぎこむことになる。なお3年生は火曜日の3時限、4年生は火曜日の4時限に登録されるが、合同で授業を行う可能性があるので、3時限・4時限の時間帯を通しで空けておくことが望まれる。授業の到達目標社会学の基礎的な方法論ならびに方法を習得すること、学際的なアプローチの仕方の基礎を身につけること、集合的な諸現象に対して学問的に切り込む術を体得すること、文化現象・集団現象に関して知的理解とともに感性的洞察を深めること。成績評価方法ゼミへの参加状況を総合的に勘案して評価する。備考・関連URLゼミ関連で意味のある履修を行うため、ゼミ教員担当の講義を半期2単位分×2つ、またそれとは別に誰の担当でもいいので(他学部等でも可)社会学的な演習ないし講義を半期2単位分×2つ、2年間のゼミ在籍中に必ず履修すること(3年次終了時までの履修完了を強く推奨する)。なお、この数の中には2年次までに履修済みのものを繰り入れることを可とする。科目名超域文化ゼミ(集合的アイデンティティの諸相)(春学期)B担当者名山田真茂留複合2単位春学期火曜日4時限3年以上―――授業概要近代化ならびに現代化が進展するにつれ、伝統的な共同体志向は次第に稀薄化し、一般に個人主義化ないし個人化の流れが浸透することになった。しかしながらその一方、一人ひとりの生は身の周りの文化や組織や集団の影響を強く受ける。そこでこの論系ゼミ―561―

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