文化構想学部シラバス2021
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3.FinalZemiThesisPaper(50%)科目名言語文化ゼミ(ことばの歴史・ことばの地理)(春学期)地域言語・社会言語の研究とゼミ論構想の発表担当者名上野和昭複合2単位春学期火曜日3時限3年以上―――授業概要このゼミは3・4年生合同で行うものです。そのためにゼミ論構想の指導と地域言語・社会言語の研究を並行して行います。このゼミでは、これまで地域言語調査の方法と実際とを学び、各自の問題意識に応じて調査地・調査項目を設定して調査研究を行なえるようにしてきました。共同で実地に調査したデータはそれぞれに分析して、調査報告書を作成したこともあります。しかし、今年度は、新型コロナウイルス感染症蔓延のために、実地調査はできません。そのため、地域言語や社会言語を扱った文献を読むことにより、それを補うことにします。また4年生は、ゼミ論の構想を発表し、質問や意見を出してもらって、質の向上につとめることにします。授業の到達目標○ゼミ論構想を練って、より高いレベルのゼミ論を作成できるようになる。○地域言語と社会言語について基礎的な知見を身につける。成績評価方法試験0%とくに予定していません。レポート50%レポートの課題、分量、提出方法などは、初回の授業において説明します。平常点50%毎回の授業に積極的に参加し、自己の考えを述べることを要求します。そのような授業への参加の様子を評価します。その他0%とくにありません。科目名言語文化ゼミ(ことばの歴史・ことばの地理)(秋学期)文献による言語研究とゼミ論の作成担当者名上野和昭複合2単位秋学期火曜日3時限3年以上―――授業概要このゼミは3・4年生合同で行うものです。そのためにゼミ論執筆の指導と文献による言語研究とを並行して行います。文献研究の方法と実際とを学び、各自の問題意識に応じて文献の調査研究を行なえるようにします。4年生は、ゼミ論の内容に質問や意見を出してもらって、さらなる質の向上につとめることにします。授業の到達目標○質の高いゼミ論を執筆できるようになる。○文献による言語調査をする方法を身につける。成績評価方法試験0%とくに予定していません。レポート50%レポートの課題、分量、提出方法などは、初回の授業において説明します。平常点50%毎回の授業に積極的に参加し、自己の考えを発表するのみならず、ほかの学生の考えについても見解を述べることを要求します。そのような授業への参加の様子を評価します。その他0%とくにありません。科目名言語文化ゼミ(ことばの科学・ことばの哲学)(春学期)A担当者名酒井智宏複合2単位春学期木曜日5時限3年以上―――授業概要捉えどころのない言語という複雑な対象物を、それでもなんとか捉えてやろうと思う人たちのためのゼミです。現代の言語学は科学の一分野であるとされます。そのため、どんなテーマを選ぶにせよ、科学的な問いの立て方・科学的な議論の仕方をしっかりと身につける必要があります。そのうえで、異なるテーマを研究する人とでも科学的な議論を戦わせることのできる技術を身につけます。他方で、科学はときに暴走することがあります。それは、科学自体の問題である場合もあれば、科学を使う人の問題である場合もあるでしょう。いずれの場合も、科学の暴走を止めるのは広い意味での哲学です。このゼミでは、言語への科学的アプローチのほかに、近代ヨーロッパの哲学的言語論、20世紀以降の言語哲学、科学哲学の思考法も重視し、科学としての言語学を醒めた目で眺める視点を養成します。授業の到達目標このゼミでは、(1)どの言語の、(2)どんな側面を、(3)どんなアプローチで捉えるのか、各自の問題意識を明確にしたうえで、研究の経過を発表し、その際に受け取ったコメントをふまえつつ、真に論じるべき問題を絞り込んでいきます。成績評価方法試験0%レポート30%研究の途中経過についてのレポートを評価対象とします。平常点70%発表(複数回)・ディスカッションへの参加度・レビューシートを評価対象とします。その他0%論系ゼミ―549―

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