文化構想学部シラバス2021
520/620

レポート40%第15回に実施するグループ・プレゼンテーションの内容に基づく期末レポートを作成・提出してもらう。平常点60%各回の講義への積極的参加、特に事前準備と当日のグループ・ディスカッション/グループ・ワークへの貢献。その他0%備考・関連URL講師の研究内容や問題関心を詳しく知りたい方は、下記のウェブ研究室を参考されたい。http:postcapitalism.jpindex科目名社会構築論系演習(サステナビリティ論1)SDGs時代における国際開発協力の実践担当者名千葉美奈構築2単位秋学期火曜日3時限2年以上―――授業概要2015年の国連サミットにおいて、持続可能な開発のための2030アジェンダが採択された。このアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、持続可能な開発目標(SDGs)を掲げ、その実施においては誰一人取り残さないことや普遍性を理念として掲げている。しかし、国際開発協力の実践において、こうした理念を実現することは決して容易ではなく、今も多くの課題が残されている。したがって、本科目は、開発途上国における子どもの保健と福祉や、質の高い教育の推進などの社会開発プロジェクトに焦点を当てながら、国際開発協力のあり方について、理解を深めることを目的とする。授業では、理論的に論点を理解した上で、具体的な事例に関してグループワークやディスカッションをとおして考察する。また、国際協力の現場で用いられているプロジェクト・サイクル・マネジメント(PCM)について演習をとおして学び、実践的な側面から開発協力プロジェクトのあり方について考察する。授業の到達目標1.国際援助協力の潮流を理解し、開発プロジェクトのあり方について多角的に考察できる2.開発途上国における社会開発の課題について理解し、問題の構造的な要因や解決策に関する分析ができる3.社会開発プロジェクトの実施に関して具体的なイメージを持ち、実践的な課題について批判的に考察できる成績評価方法試験0%実施しないレポート50%課題レポート平常点30%授業の出席と討論の参加などを総合的に評価します。その他20%発表:授業中のグループワークに基づく発表の内容を評価します。科目名社会構築論系演習(グローバル社会4)身体性からみる共生社会とことば担当者名丸山貴彦構築2単位秋学期月曜日3時限2年以上―――授業概要グローバル化により、人、モノ、お金、情報などが国境を越えて縦横無尽に行き交うようになったことは周知の事実です。そしてそれに伴って、共生社会の実現ということが一つの大きな課題として浮かび上がり、共有されてきたことも明らかです。日本においては、多くの外国人が在住するようになった1980年代以降に多文化共生社会の実現が重要な課題となり、共生という言葉が広く注目されるようになりました。今となっては共生に対する様々な考え方や捉え方のもと、幅広い取り組みや研究の蓄積がなされていますが、依然として社会の中に差別や抑圧、不平等といった問題や構造が残されているのも事実です。共生は、私たち一人ひとりが自覚と責任をもって生きていくことにより実現していくべき目標であると思っています。改めて、共生とは何かを問い直し、課題について議論をしながら、具体的な方策を見出していくことが必要ではないでしょうか。本演習では、上記の内容を踏まえた上で、共生社会とことばに関する問題と課題を中心に扱います。具体的には、ことばをめぐる権力や格差、差別などの問題状況を参照しつつ、共生社会とことばとの関わりについて議論を進めますが、その際に身体性を視点として強く意識しながら捉え直しと学び直しを図っていきます。なお、参加者各々の問題関心にもとづいてグループ分けを行い、グループ内でのディスカッションやグループ発表、さらには全体でのディスカッションを行います。授業の到達目標共生社会の実現に向けた問題と課題を、ことばを広義に捉えた上で多角的に且つ自分事として問い直しつつ、考察を深めていくことを目標とします。また、参加者とともに積極的に学び合いの場を創りつつ、自らの考えや意見をまとめられるようになることを目指します。成績評価方法試験0%試験は実施しません。レポート40%学期末レポートにより評価します。詳細については授業内で説明します。平常点60%参加状況、グループ発表の内容、毎回の授業にけるレビューシートの記入と提出などにより総合的に評価します。その他0%特にありません。備考・関連URL対面授業を予定していますが、新型コロナウイルスの感染状況によってはオンライン形式に変更となる可能性があります。専門演習―528―

元のページ  ../index.html#520

このブックを見る