文化構想学部シラバス2021
517/620

*多文化共生社会に関わる現実課題について、その課題の背景にある文化状況や社会構造に関する知識や自身の考えを身につけること*多文化共生社会に関わる自身のまなざしやものさしを改めてとらえ、問いなおすこと加えて、演習全体を通し、社会課題について学び・研究するにあたっての議論やグループワーク、発表の方法を身につけること。成績評価方法試験0%なしレポート40%演習内で指示のあるテーマ・問いやフォーマットにしたがいレポートを作成し提出。テーマに対し、演習で経験し学んだ視点や論点を用いて考察し、自身の意見として表現しているかを評価。平常点60%毎回の授業において自身の理解度や意見などをリアクションペーパーに記入し提出。(各回4%×15回)(グループ発表についてもその内容へのリフレクションを記入することで評価の対象とする。)どの程度学習を進められたのか・深められたのかについて到達目標の視点にそって評価。その他0%なし備考・関連URL・本授業は対面を基本とする。ただし、当初の授業目的や内容に支障がない範囲で、状況に応じZoomを使用したリアルタイムのオンライン授業の回を設ける(大学が提示する規定どおり7回まで)。授業内で事前にアナウンスを行う。・提出課題に対してのフィードバックは第15回に総評として演習内にて行う。・本演習は参加型学習・ワークショップなどにみる学習・方法論を用いたり、課題探求のためにグループワークを行う。・必要に応じて、演習内で取り上げる課題・テーマについて、NGO活動や学外のセミナーなどの情報提供を行い、参加者に役立ててもらう。科目名社会構築論系演習(サステナビリティ論2)教育と環境̶持続可能な社会の文脈で担当者名高野孝子構築2単位秋学期火曜日5時限2年以上―――授業概要さまざまな課題に直面する現代、持続可能な社会への模索が国内外で続いている。教育はどんな役割を果たせるのか。価値観に影響を与え、社会変革のために重要だとされる教育について、イリイチやフレイレ、ソベルなどの批判的な見方を含めて、多角的に検討する。その中で、持続可能な社会を求める中で発生してきた、環境教育や持続可能な開発のための教育の流れを概観する。教育は社会を変えることができるのか、それとも主流の価値観や体制を維持する道具なのか、社会を変えるにはどのような教育が必要か、自分たちの経験も踏まえて考える。また場場所について検討し、地域に根ざした教育場の教育について議論する。教育を通した地域づくりの可能性と課題について考察し、それをグループごとまたは個々人で、授業内で発表する。互いの評価とディスカッションでフィードバックとする。すべてを統合して考察し、それぞれレポートを作成する。授業は参加型で実施し、教わるのではなく、調べて共有し、討論で掘り下げる。履修生たちが、文献を批判的に読み込み、自分たちの経験に照らし合わせ、かつ想像力も駆使して考察し、発表し、意見交換しながら授業が進行していく。また英語での文献も読み、ディスカッションしていく。後半はグループワークを想定し、それぞれで論点を整理してディスカッション授業を運営する。サステナビリティの理解を前提として進めるので、春期のサステナビリティ論を履修していることが望ましい。授業の到達目標自分たちに身近である教育について捉え直す。場への認識を高める。読解力と思考力、それを踏まえた討議力、表現力を養う。成績評価方法試験0%レポート20%リーディングノートとセミナーレポート。必要な要素は全て入っているか。伝えたいことを明快に書けているか。平常点80%授業への積極的参加、毎回の課題の回答、発表と討議の内容など、総合的に判断。その他0%備考・関連URL*履修を希望する場合は、積極的に関わる意欲を持ち、英語を含む文献を読み、グループワークするための時間をきちんと作り、かつマネジメントできる人であること。4回以上の欠席は単位を認めない。*この授業は、教室での対面を基本とし、前半に2−3回オンデマンドを組み込んで実施します。詳細は初回のオリエンテーションの際に説明します。科目名社会構築論系演習(サステナビリティ論3)環境と地域の持続性を考える担当者名西城戸誠構築2単位秋学期火曜日3時限2年以上―――授業概要本演習では連字符社会学としての環境社会学だけではなく、環境と社会学として広く環境と社会の関わりやその持続性(サステイナビリティ)に関する議論を扱う。自然環境や地域社会の持続するとはどういうことなのか、その持続性を担保するための条件は何かなど、具体的に自然環境や地域社会の持続性に関する議論を行う。テーマに関連する文献購読だけではなく、映像教材を用い、内容を共有したあとディスカッションを行う。テーマについては、(1)森林問題と再生可能エネルギー、(2)環境保全と順応的ガバナンス、(3)資源管理と環境政策の中から、参加者の問題関心に応じて決定する。専門演習―525―

元のページ  ../index.html#517

このブックを見る