文化構想学部シラバス2021
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科目名社会構築論系演習(コミュニティ構造論2)都市・地域・環境社会学におけるコミュニティ担当者名西城戸誠構築2単位春学期月曜日3時限2年以上―――授業概要コミュニティは都市社会学、地域社会学、環境社会学だけではなく、政治学や行政学、社会福祉学、地理学や都市計画学などの多様な学問領域で用いられている。また、コミュニティ政策といった政策用語でもあり、人と人の集まりや、その関係性が維持されている地理的空間といったニュアンスで、社会学の用語ではアソシエーションとされる対象も、日常生活の中ではコミュニティと使用される場合もある。本演習では、都市社会学、地域社会学、環境社会学におけるコミュニティやコミュニティに関わる人々に関わる実証的な研究や、社会学以外におけるコミュニティ論の研究論文、書籍の講読を行うことで、多様なコミュニティ像の理解を深めることにしたい。演習参加者は各自で文献購読を行い、サブグループで討議し、報告グループとの討論を行い、対象研究の評価を行う。授業の到達目標都市社会学、地域社会学、環境社会学におけるコミュニティに関する論文、著作の内容に関する理解力を養うこと。コミュニティに関わる社会現象に対する分析手法を習得すること。上記の論文、著作に関する内容についての討論能力を養うこと。成績評価方法試験0%試験は実施しない。レポート40%最終課題のレポート評価。平常点60%演習への出席及び質疑応答・討論、演習後のコメント。その他0%なし。備考・関連URL担当者によるコミュニティ創造論を履修することによって、内容に対する理解が深めると思われます。本演習は基本的に対面授業で実施しますが、場合によってはZOOMによる遠隔授業になる場合もあります。また、可能であれば任意の参加でテーマに関連した現地視察、現地見学を取り入れたいと考えています(旅費等は自費となります)。科目名社会構築論系演習(コミュニティ構造論3)震災と地域再生担当者名西城戸誠構築2単位秋学期月曜日3時限2年以上―――授業概要東日本大震災と福島第一原発事故が発生して10年が経過した。この間にも自然災害が相次ぎ、現在は全世界的に新型コロナウィルスの感染が拡大して慄いているように、私たちは災間の時代に生きているといえる。本演習では、東日本大震災による津波被災地の地域社会の再編、福島第一原発事故による避難者のコミュニティなどに着目した実証的な調査研究に関する議論を行う。演習参加者は各自で文献購読を行い、サブグループで討議し、報告グループとの討論を行い、対象研究の評価を行う。授業の到達目標東日本大震災、福島第一原発事故に対する社会学的な実証研究に関わる論文、著作の内容に関する理解力を養い、震災と地域再生にかかわる社会現象に対する分析手法を習得すること。上記の論文、著作に関する内容についての討論能力を養うこと。成績評価方法試験0%なし。レポート40%最終課題のレポート評価。平常点60%演習への出席及び質疑応答・討論、演習後のコメント。その他0%なし。備考・関連URL担当者による環境変容と地域・都市の社会変動を履修することによって、内容に対する理解が深めると思われます。なお、任意の参加でありますが、可能であれば現地視察(石巻市を予定:1泊2日程度)を実施することも考えています(旅費等は自費となります)。科目名社会構築論系演習(文化遺産論1)文化遺産と地域社会(文献講読)担当者名田畑幸嗣構築2単位春学期月曜日5時限2年以上―――授業概要近年、世界遺産の世界では持続可能な開発(sustainabledevelopment)、地域社会(localcommunities)の役割という二つのテーマに焦点が当てられていいます。この二つのテーマは人口増加と開発の圧力という文脈で捉えられることが多いようですが、その他にも地域社会の様々な文脈と結びついています。この演習では、文化遺産(世界文化遺産)と地域社会に関する基本文献をいくつかとりあげ、講読をおこないます。具体的にはグループ(履修人数によっては個人)で文献をよみこみ、発表とディスカッションを通じて理解を深めていき、レポートにまとめてもらいます。新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、リアルタイムのオンライン演習に切り替える場合もあります。授業形態やスケジュールの変更はMoodle上でアナウンスします。授業の到達目標文化遺産の歴史的・文化的環境という側面が、地域社会とどのような関係にあるのかについての知識を深めることと、文献調査の技術を向上させることを目指します。成績評価方法試験0%試験は基本的に行いません。レポート40%レポートの内容で評価します。専門演習―519―

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