文化構想学部シラバス2021
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成績評価方法演習への参加と議論(50%)最終的な成果物(50%)備考・関連URLこの科目は、キャンパスアジア多層的紛争解決・社会変革のためのグローバルリーダー共同育成プログラムの関連科目でもあります。この科目の4単位を含む、計12単位以上のキャンパスアジアプログラム科目(含:北京大学もしくは高麗大学校への留学)を履修・取得すると、キャンパスアジア修了証が授与されます。キャンパスアジアプログラムの詳細:https:www.waseda.jpcampus-asia対面授業を基本にしますが、最大7週以内でオンライン(CollaborateやZoom)を活用する場合もあります。科目名社会構築論系総合演習1太平洋に消された日本統治の記憶植民地主義とジェンダーを考える担当者名豊田真穂構築4単位春学期金曜日3-4時限2年以上―――授業概要日本映画のアクションスター、ゴジラ。最近では、映画シン・ゴジラが2016年夏に公開され、2019年夏にはハリウッド版も製作されたが、ゴジラ誕生の背景を知る人はどのくらいいるだろうか。ゴジラ・シリーズの第1作目となった1954年11月公開の映画ゴジラによれば、ゴジラは、絶滅したはずの恐竜が海底の洞窟に潜んで生きながらえていたのだが、度重なる核実験によって生活環境を完全に破壊され安住の地を追われて、東京近海にあらわれたという。東京にやってきては、人びとを踏みつぶし、口から放射能の火を吐いて街を焼き尽くしていった。つまり、ゴジラは核実験の被害者なのである。でも核実験の被害者は、ゴジラだけではない。1954年3月、マーシャル諸島のビキニで行われた核実験によって、焼津のマグロ漁船第5福竜丸の乗組員23名が被爆し、うち1名が死亡している。この事件によってゴジラの着想が得られたという。しかし、日本では第五福竜丸被災事件と呼ばれるこの事件は、世界的にはビキニ事件と呼ばれている。そこでは、マーシャル諸島北部の人びともまた、死の灰を浴びていた。なぜここがアメリカの核実験場として選ばれたのか。その背景には、マーシャル諸島を含む太平洋北部ミクロネシアにおける日本統治の歴史がある。本演習では、ゴジラとは何かを考える際に、南洋諸島における日本統治を基点にしていく。また、ゴジラ公開の1954年は、日本にとって両義的な年である。第五福竜丸事件を契機とした署名運動からスタートした原水爆禁止運動は、世界的な展開をみせ、1955年8月6日には広島で第1回原水爆禁止世界大会が開催された。その一方で、核の平和利用を謳ったアイゼンハワー米大統領の演説を背景に、国会では1954年の原子力予算成立や原子力平和利用委員会設置、翌55年の原子力三法案の成立など、原発大国への歩みをすすめていた。被爆国日本が、なぜ原発大国になったのか。本演習では、こうした視点からもゴジラを検討していきたい。*本演習は、基本的には対面で実施します。また、状況次第では第五福竜丸展示館での見学も計画しています。授業の到達目標さまざまな表象を植民地主義およびジェンダーの視点から読み解くことができる成績評価方法出席、グループ・ワーク、プレゼン等の平常点(60%)と期末レポート(40%)で総合的に評価します。科目名社会構築論系共通演習(量的調査)アンケート調査の理論・方法・実習担当者名森元孝構築2単位春学期金曜日4時限2年以上―――授業概要アンケート調査(質問紙票調査)とは、何かということを、アンケートをする意義、調査手法の設計、母集団と標本の関係、質問とデータの関係、データセットというもの、プログラムを書くこと、さまざまな集計と統計の技法、報告書のまとめ方まで、15回を使って、簡潔に、かつ精確で発展可能性のある内容を教授していきながら、受講者に実際に行ってもらう。演習の目的は、アンケート調査とはどういうものかということを精確に理解してもらうことだが、現代日本社会の重要な問題について問う調査票を使い、調査結果について内容のある議論ができ、受講者各自の最終報告レポートも意味あるものとなるように、演習を進めていく。アンケート(調査票)を実際に回収する作業、コンピューターを使って、世界で一般に使用されている統計パッケージSPSSを利用しながら集計・分析作業をおこなっていく実習であるので、欠席をすると、次回からついていけなくなる。就職活動が忙しい人は無理である。これと同時に、早稲田大学学生を対象にしたアンケートを実際に回収する作業をすることが、この演習の必須課題のひとつとなる。授業の到達目標1)アンケート調査とは何かということを、精確に理解し、実際に自分でも実施していくことができるスキルを身につける。2)統計パッケージSPSSの利用を熟達していく。(なお、受講者は、まったく初学者でかまわない。何も知らなくても、できるように教える)。3)調査結果から、現代日本について、受講者各自の分析と意見を明確に表明できるようになる。成績評価方法試験0%試験など行わない。レポート20%各自がまとめる最終レポートの内容で判断する。平常点50%欠席すると、わからなくなるので、出欠はとらないが、毎回の作業課題で判断する。その他30%調査票の配布と回収作業を、どれだけ行ったか。演習受講者それぞれに割り当てられた票数をクリアすれば、この部分は満点となる。専門演習―508―

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