文化構想学部シラバス2021
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科目名現代人間論系演習(心の回復と成長)自分にとっての心の成長を考える担当者名橋本泰央人間2単位秋学期水曜日4時限2年以上―――授業概要心の成長とは何を指すのだろうか。身体の成長とは異なり,心の成長の捉え方はさまざまであるように思われる。この授業の前半では講師の取り上げた新書を購読しながら,自分の心のあり方を振り返り,自分にとっての心の成長とは何かを考える。授業の後半では心の成長というテーマで各自選んでもらった書籍の紹介を通じて,各自が捉える心の成長を受講生同士で共有する。これらの作業を通じて自分自身および他者を理解する視点を手に入れることを目的とする。授業ごとに受講生を3,4名ごとのグループに分け,特定のテーマでディスカッションを行う。その内容はクラスで共有し,それらをもとに授業後に小レポートを提出する。授業の到達目標心の成長についての知識を深め,自分自身および他者の心のあり方に対する広い視野を持つことができるようになること。成績評価方法試験0%試験は実施しないレポート50%毎回の小レポートを評価の対象とする。ディスカッションのテーマに沿って適切に考察がなされているかを評価する。平常点50%授業への参加,発表内容,ディスカッションへの参加度合いを総合的に評価する。その他0%科目名現代人間論系演習(人間関係の生涯発達)青年期のメンタルヘルス担当者名田中麻未人間2単位秋学期水曜日3時限2年以上―――授業概要本授業では,心理学の視点から青年期のメンタルヘルスや諸問題に関連する要因について理解を深めることを目的とします。青年期を中心に各発達段階におけるさまざまな課題やライフイベントを横軸として,発達の移行に伴う心身の状態や変化,発達課題や発達上の特徴,人間関係などの側面について考えていきながら,青年期のメンタルヘルスの諸問題に対するつき合い方や,対処法について議論し理解を深め,考察していきます。毎回の授業では,受講生に指定された文献(教科書や参考書から抜粋した分担箇所)について発表してもらい,質疑応答や議論を行います。授業の到達目標人の生涯発達を踏まえて,青年期のメンタルヘルスの諸問題とその対処法について心理学を中心とする複数の観点から理解し,自分なりに考え,説明できるようになることを目標とします成績評価方法試験0%レポート30%各回のテーマに関する小レポートを評価対象とします平常点50%担当する文献について作成したレジュメを基に,十分理解・咀嚼した上で適切に発表できているかを評価しますその他20%質疑応答やディスカッションの参加の程度を評価します備考・関連URL・本授業は教室授業を基本としますが,一部Zoomを用いたオンライン授業(リアルタイム配信型)を実施する予定です。・但し,状況に応じて変更する可能性がありますので,第1回のオリエンテーションの前にWasedaMoodleを確認してください。また,詳細についてはオリエンテーション時に説明します。科目名現代人間論系演習(現代社会における心理学の意義)世の中の問題を扱う心理学担当者名小塩真司人間2単位秋学期金曜日2時限2年以上―――授業概要この演習では,心理学のレビュー論文を読むことで,心理学が世の中のどのような問題を扱っているのか,それらの問題をどのように解決しようと試みているのかを学ぶ。扱う問題は,自殺,安全,知恵,他者操作,適応,ステレオタイプ,自己愛,ペット,ロボット,スクールカーストである。これらの問題を扱う心理学のレビュー論文(解説論文)を読み,ディスカッションを重ねることで,心理学がどのように社会の問題を扱うのかを検討する。2021年度は基本的に対面で行い,グループ分けや発表準備の回はオンラインで行う。具体的な指示はMoodle等に示すので,確認すること。授業の到達目標心理学がどのような問題を扱うのか,またどのように扱うのかを学ぶ。成績評価方法試験0%レポート50%毎回の発表に関連する小レポートの内容を評価する。平常点50%発表の内容やディスカッションの参加を評価する。その他0%備考・関連URL心理学評論https:www.jstage.jst.go.jpbrowsesjpr-charja専門演習―500―

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