文化構想学部シラバス2021
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授業の到達目標①現代の先端的な諸科学のもつ哲学的・倫理的含意を認識する②2010年以降の日本における科学観・学問観の社会的変動を知る③現代社会の科学的問題に対する倫理を再考し、自分なりの倫理観の基礎を構築する成績評価方法成績は、①発表時の報告内容(30%)、②毎回提出する事前学習のレジュメおよび討論結果への意見(50%)、③授業時の質疑への参加(20%)、を総合して評価する備考・関連URL当面は対面での授業を予定している。しかし新型コロナの感染状況によっては、一部ないしすべてをリアルタイムのオンライン授業にしなければならない可能性がある。(授業開始前は科目登録Webシステムと連携して履修希望者へ、授業開始後は授業支援ポータルから履修者のみに公開されます。)*2021年度の新型コロナ感染状況によっては、本ゼミは、zoomによるリアルタイム配信のオンライン・ミーティング形式で開講することもありうる。その際の開講時間帯は対面授業予定時間と同じであり、開始時間までにzoomで視聴に参加する。授業運営の詳細については、初回授業時にオリエンテーションを行う。またミーティングIDPWおよび事前配布資料等は、履修者に対して事前に公開する。科目名現代人間論系演習(親密圏の論理と倫理)担当者名石田光規人間2単位春学期月曜日2時限2年以上―――授業概要親密なつながりというと多くの人が肯定的な印象を抱く。しかし、その一方で、親密なつながりに息苦しさを覚えるときもある。社会学では親密圏にかんするいくつかの議論がある。本演習はそれらをテキストに親密なつながりの実態を読み解いてゆく。なお、以下の計画は履修者の人数や授業の進行具合に応じて変更することもある。授業の到達目標身の回りの親密な関係について社会学的視点から考察を深めることを目標とする。成績評価方法グループ討論を通じたレポートおよびグループ報告での貢献、授業参加状況をもとに総合的に評価する。備考・関連URL授業はグループ討論と報告を軸に進められます。そのため、毎回の出席が求められます。きちんと出席できる人が履修してください。皆さんの日常生活でも身近な親密な社会について、他の人と議論したいと考えている人の参加を歓迎します。なお、授業の進め方はあくまで目安なので、履修者の人数や進行具合に応じて柔軟に変更します。科目名現代人間論系演習(サイバー空間の論理と倫理)担当者名酒井貴広人間2単位秋学期火曜日1時限2年以上―――授業概要情報技術の加速度的な発達は、多くの人々がサイバー空間(cyber-space)を利用し得る社会を生み出した。サイバー空間とは、コンピューターソフトやコンピュータネットワークに代表される仮想的データ空間を指し、インターネット、ネトゲ、SNS、ソシャゲなどの呼称で私たちの日常生活に深く入り込んでいる。サイバー空間が整備されることによって、私たちの用いるコミュニケーションに2つの大きな変化がもたらされた。1つは、サイバー空間の登場以前から存在する従来のコミュニケーションが、時と場所を選ばず随時利用できるようになったことである。もう1つの変化とは、サイバー空間内における非対面での接触機会が格段に増えた点であろう。従来のコミュニケーションが相手を特定した上での接触(対面接触)を想定していたこととは対照的に、サイバー空間内でのコミュニケーションは、身体的接触や特定された相手を想定しないまま進められる場合も多い。これは、コミュニケーションの在り方そのものを創り変える重要な変化とみなせるだろう。加えて、もはやサイバー空間におけるコミュニケーションを切り捨てて生活することはきわめて難しくなっており、私たちはこの新たなコミュニケーションの場と向き合い、適切な付き合い方を模索せねばならない。本演習では、刻一刻と変化していく現代社会をいかに生きるべきかを、文献の輪読と個人およびグループの発表を軸に検討していく。なお、履修者の人数や授業の進行具合に併せて計画を変更することもある。授業の到達目標・サイバー空間の独自性と普遍性を理解する。・情報社会についての理解を深め、ソーシャルメディアの誤った利用を避ける知識を身につける。成績評価方法授業は履修人数、進行速度に応じて変更します。必要な資料は随時授業内で指定します。WasedaMoodleを通じてやりとりをする機会が増えるのでまめにチェックしてください。グループ課題とレポートを通じて授業が進むので、しっかりと出席できる方の履修を望みます。専門演習―492―

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