文化構想学部シラバス2021
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1.要約:検討するテクストの内容を箇条書きでまとめ、全体像を明らかにする。2.解説:テクストで取り扱われている内容を、外部資料などを参考にして解説する。3.考察:上記の作業をおこなった後に、発表者自身の考察を述べる。科目名現代人間論系演習(宗教実践と身体性)担当者名岡田文弘人間2単位春学期月曜日3時限2年以上―――授業概要この演習では、身体というキーワードから様々な宗教(仏教をはじめとする)の営みを概観していき、そこに蓄積された多様な学問・文化・価値観の交流について学ぶ。計画としては、まず身体すなわち体とは何かという抜本的な問いからはじめて、仏教をはじめとする諸宗教の身体論を確認していく。教理的な問題のみならず、授業名に宗教実践とあるように、実践的な修行(儀礼やマインドフルネス等)も視野に入れる。また古今の文学作品なども、宗教性という切り口から適宜取り上げていく予定である。こうした多様な切り口からのアプローチを通じ、柔軟で豊かな発想力を育み、新しい時代にふさわしい文化を構想する一助とする。授業の到達目標身体性に関する多様な文献を読み解く力を身につけ、宗教についての幅の広い視野と知識を得ること成績評価方法試験30%最終回(第15回)に、持ち込み可の自由記述式の試験を実施予定です。レポート0%平常点70%授業での発言・リアクション・ペーパー等によって評価します。その他0%備考・関連URLこの演習では時間内にディスカッション・自由な意見発表の機会を設け、そして毎回簡単なリアクション・ペーパーを提出してもらいます。各回であつかうテキストやトピックについて十分に吟味し、主体的に理解する姿勢を必要とします。また、受講人数によっては、担当者を指名しての簡単な発表も考えています。科目名現代人間論系演習(道徳意識の研究)倫理学入門担当者名村松聡人間2単位春学期木曜日4時限2年以上―――授業概要私たちがいいあるいは悪いと考え、感じる、その基準はひとつではありません。倫理学でもっとも基本的な基準は三つ(義務倫理学・功利主義・徳倫理学)あります。授業では、具体的なケースを検討しながら、三つの基本的な倫理思想を学んでいきます。マイケル・サンデル、これからの正義の話をしようを使用し、テキストが提示する例を中心にグループで討議しながら、倫理的な思考を身につけます。授業の到達目標異なる倫理思想の見解、視点を学ぶことで、規範倫理学のオリエンテーションをつけ、倫理学、実践哲学を学ぶ基礎を獲得することが一つの目的です。また、テキストを偏見なく批判的に吟味する姿勢を身につけることが、もう一つの重要な目的です。成績評価方法レポート:60パーセント学期末にそれまでの成果として、レポートを課します。平常点評価:40パーセント全員に一度は、口頭発表をしてもらいます。口頭発表と、日常の発言、議論を含めて総合的に評価します。備考・関連URL授業は基本的に対面で行う予定ですが、状況によってはオンライン(zoomを使用する)になる可能性もあります。その旨予定しておいてください。演習は、学生の熱意、勉強度にその正否がかかっています。したがって、積極的に授業に参加する学生を求めています。授業は、グループに分かれて議論することが中心となりますから、皆さん頑張って背のびをしても発言し、議論しましょう。また、汗をかいて手に入れた知のみが、皆さんのこれからの経験値をあげる知的アイテムとして、一生の血となり、肉となります。科目名現代人間論系演習(実存と他者の倫理)自己・他者・身体・感情担当者名村松聡人間2単位秋学期月曜日2時限2年以上―――授業概要この演習は人間とは何かを実存理解から考えます。私たちは、単に生物学的ヒトではなく、人間としてそれ以上の存在です。それを実存哲学は、実存と呼んでいます。専門演習―489―

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