文化構想学部シラバス2021
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間主観的な統合的観点から人(そして自分)を捉えなおす先駆的な試みとなろう。新しい心理学/身体論/心身論を構築するための、ささやかな実験と準備の場となることを目指したい。自身とは何かの体験プロセスを、地に足をつけて進めていきたい(始めたい)学生の参加を期待する。よって、継続的な授業参加へのコミットが要求される。授業の到達目標1)ソマティック心理学を通じて、心と身体の関係性についての先端的な知見に関する理解を深める。2)ソマティック心理学理解のため、臨床心理学、神経生理学、身体技法(ソマティックス/ボディワーク)など関連する基本知識と体験を得る。3)多様な身体と心・感情の在り方に出会い、考え、今後の人生において自分なりの身体観/心身観を構築し、生きていくための基礎を身につける。成績評価方法試験0%なしレポート30%最終レポート:課題内容は、授業内で提示する。平常点70%授業参加の積極性を重視する。具体的には、授業中の積極的な発言や体験への取り組み態度。毎回の授業で小レポート(フィードバック用メモ)を課し、出席記録を兼ねる。テーマが毎回異なるので、全回出席が望まれる。授業実施回数の2/3以上の出席を成績評価の前提とする。その他0%なし備考・関連URL*初回のオリエンテーション以外は、基本的に動きやすい服装で楽しく受講すること(とくに"実践中心"のクラスの日)。*クラス各回の教科書・参考図書の対応ページは、クラス初日、ならびに随時指示する。*クラスの参加者や進行の状況、随時、内容の調整などの対応をする場合がある。*とくに、実践中心の回は、COVID-19の状況により、適時、慎重に内容や環境に配慮し、変更もありうることを了承いただきたい。関連webページ:www.somaticworld.orgならびにwww.somaticjapan.org*事前に(特に前者)閲覧願いたい。科目名現代人間論系演習(死生学と現代社会)応用倫理としての死生学担当者名浅見昇吾人間2単位秋学期月曜日2時限2年以上―――授業概要現代社会は、価値観の多様性を大きな特徴している。生と死にまつわる問題に対しても、幾つもの考え方が併存している。このような状況下で、生と死に関する問題にどのように対応するべきだろうか。死生学や生命倫理学の理論を参照しつつ、生と死に関連する諸問題について議論を交わすことで、現代社会で生と死の問題に取り組むための新しい視点を模索していきたい。授業の到達目標現代社会の特徴を理解し、身近な問題を社会的コンテクストの中で理解できるようになること、さらには生や死にまつわる問題に対して、自分なりの考えを社会に発言できるようになること――これが本講義の目標である。成績評価方法試験0%レポート50%課題を正確に理解し、説得力のある議論で自分の考えを提示できるているかによって評価する。平常点50%出席および授業中の議論への貢度を基準とする。その他0%備考・関連URL・対面式で授業を行う。なお、数回オンデマンド型の講義を行う可能性がある。この場合、あらかじめ通知する。・履修の際には、Moodleに登録すること。・レポートについては授業内で全般的なコメントを行う。科目名現代人間論系演習(神と人間)物理学と哲学担当者名小村優太人間2単位秋学期月曜日3時限2年以上―――授業概要この授業では現代の物理学者によって書かれた哲学的な著作を読むことによって、科学と人間理解の関わり合いに触れる。科学的な著作と言うと数式などでいっぱいの論文を連想するかもしれないが、授業で取り扱う著作はあくまでも一般向けに書かれた、世界、人間、生命などをテーマにしたものを取り扱う。授業の到達目標・具体的なテクストを読み解くことにより、物理学による人間理解の一端に触れる。・現代科学の基本的な考え方を理解する。成績評価方法試験0%レポート0%平常点100%授業での発表および議論への参加。(備考参照)その他0%備考・関連URLこの演習ではテクスト読解をおこなうため、各回で担当者を選び、その担当者による発表をもとに授業を進めてゆく。受講人数によっては発表の担当がない学生も出てくるため、発表を行わない場合は任意でレポートを執筆すること。発表の上レポートを執筆することはとくに問題ない。発表は以下の様式にて行う。専門演習―488―

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