文化構想学部シラバス2021
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その他0%科目名表象・メディア論系演習(戦争の視覚文化論)担当者名奥間政作表象2単位秋学期水曜日5時限2年以上―――授業概要戦争のイメージは絵画や映画などに描かれた視覚的な媒体を通じて社会に広められることが多く、それを享受する側もこうしたイメージによって戦争を理解するという側面があります。一方で平和に対するイメージも時として対極にある戦争との結びつきを持つものも少なくありません。こうした戦争や平和に関する視覚的な作品を通じて、戦争イメージの成立や特性について理解し、学生自らが自発的にこうしたイメージについて考察し、成果を発表する場を提供します。授業の到達目標戦争に関する視覚的な作品の読み解きを通じて、対象とする作品に対して学生自らの見解を発表し、内容について学生相互の議論を深めることを目標とする。成績評価方法レポート50%個々人の発表をもとに、学期末にレポート(3000字以上)を提出。詳細は講義内で解説します。平常点50%発表およびレビューシートの提出を含む授業への参加態度を総合的に判断します。備考・関連URL※本演習は基本的に全ての回をリアルタイム配信(Collaborate・Zoom)にて開催します。※最新の授業計画は初回に提示します。登録者数等によってスケジュールを変更する場合もあります。科目名表象・メディア論系演習(モダニズム論)批評理論入門:造形芸術におけるモダニズム・アンチモダニズム・ポストモダニズム担当者名石岡良治表象2単位秋学期木曜日4時限2年以上―――授業概要モダニズム(modernism)というイズムのドグマ性が批判されるようになって久しい。だがモダニズム批判として現れたポストモダニズムもまた、現在ではしばしば1980年代の消費文化やバブル文化と結びつけられ揶揄されるようになっている。モダニズムをめぐるこうした状況は、西欧近代における芸術革命を主としてモダニズムと呼ぶ通念に由来するように思われる。本演習ではモダニズムを、モダニティ(modernity)すなわち近代という状況ないしは現代性をめぐる問いの構造から考察しつつ、造形芸術についての批評理論を学んでいく。全体を三部構成としたうえ、第一部では造形芸術におけるモダニズム批評の基礎文献を読解する。第二部ではモダニズムへの疑義を扱い、二十世紀の批評理論(Theory)が興隆し衰退していく過程を辿り、同時に現在におけるその意義についてあらためて捉え直す。第三部ではそうした認識に基づき、近年の批評テクストを読み解くことで、モダニズムについての認識の刷新をめざす。授業の到達目標1モダニズムの批評がもつ魅力と陥穽を学ぶ。2モダニズムを狭隘なドグマとしてではなく、モダニティをめぐる問いかけとして見出す。3二十世紀批評理論の可能性の中心を探る成績評価方法試験0%レポート60%学期末レポート平常点40%コメントシートと発表その他0%備考・関連URL本演習は必要に応じてリアルタイム配信となることがあります。その際には事前に告知します。科目名表象・メディア論系演習(イメージの分析1)動画共有サービスを活用した映画字幕制作実習担当者名橋本一径表象2単位春学期木曜日4時限2年以上―――授業概要著作権切れを迎えてパブリックドメイン入りをした映画作品の多くが、YouTubeなどの動画共有サービス上で、無料で視聴できるようになっている。本演習では、そのような映画作品に日本語字幕をつけることを試みる。まずは無声映画作品から出発し、最終的には長編映画作品に日本語字幕をつけることを目指したい。授業の到達目標映画作品の字幕制作に必要な英語翻訳力を身に着けるとともに、動画共有サービスを利用した字幕制作を実践することで、ソーシャルメディアによる知の共有の可能性を理解し、活用できるようになる。成績評価方法担当した字幕の完成度、および授業での貢献度を総合的に評価する。備考・関連URL以下のアカウントなどによりYoutube上にアップされたパブリックドメイン動画を利用する。TimelessClassicMovies専門演習―465―

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