文化構想学部シラバス2021
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・アイヌ文化交流センター(東京)https:www.ff-ainu.or.jpweboverviewcultural_exchangeindex.html・公益財団法人北海道アイヌ協会https:www.ainu-assn.or.jp・民族共生象徴空間(白老)https:ainu-upopoy.jp・内閣官房アイヌ政策推進室https:www.kantei.go.jpjpsingiainusuishin・UnitedNationsForIndigenousPeopleshttps:www.un.orgdevelopmentdesaindigenouspeoples科目名アジア・日本文化研究2民族・言語・宗教からみた清朝担当者名柳澤明多元2単位秋学期月曜日2時限2年以上―合併科目―授業概要中国東北(満洲)の一隅を占める小集団であった満洲(Manju)人は、16世紀末から勢力を拡大し、中国内地(旧明朝の領域)に加えて、モンゴルや東トルキスタン(新疆)なども統合し、世界有数の大帝国─清朝を作り上げた。現代中国の原型となったこの帝国においては、多様な文化をもつ諸地域・諸民族が相互に影響しあい、微妙なバランスを保っていたが、そこには同時に、後の帝国解体につながる矛盾もひそんでいた。そこで、清朝における民族・言語・宗教に焦点を当てて、同時代に世界の他地域に存在したいくつかの帝国との比較も視野に入れつつ、多元帝国としての清朝の実像を探る。本科目は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーにいう講義に該当する。授業の到達目標歴史上の多元帝国である清朝の成り立ち・構造に対する検討を通じて、中国をはじめとする現代の多民族国家が抱える諸問題の淵源を理解する手がかりを得る。成績評価方法試験0%実施しない。レポート70%授業内容に関連するレポートを期末に課す。テーマ設定、先行研究・資料の読み込みの程度、論理構成、オリジナリティを総合的に評価する。平常点30%授業への参加度による。その他0%特になし備考・関連URL授業内容の理解を助けるため、画像資料なども利用して、わかりやすく進めていきたいと考えています。※授業は原則として対面方式で行います。科目名アジアの思想的基盤朱子学入門担当者名垣内景子多元2単位春学期金曜日2時限1年以上オープン科目合併科目―授業概要本講は、孔子に始まる中国儒教史の中で、朱子学が登場した経緯を確認し、朱子学の基本概念と世界観を概説する。中国で生まれ、日本・朝鮮を含む東アジアの広い地域の近世・近代の人々の思想に絶大の影響を与えた朱子学を掘り下げてみることを通して、今ここに生きる自分自身のものの考え方を見つめ直してみよう。授業の到達目標東アジアの思想原理である朱子学を知ることを通して、現代に生きる自分自身のものの考え方を客観的に見つめ直し、未来に向けてどのような哲学的問いかけが可能かを考える力を養うことを目標とする。成績評価方法試験70%第15回目の授業中に試験を実施し、理解度の確認をする。なお、新型コロナ感染状況によって、レポートに切り替える場合もある。レポート0%平常点30%授業に対する積極性および授業後に提出するリアクションペーパーにより評価する。その他0%科目名内陸アジア史世界史におけるその重要性担当者名高木小苗多元2単位秋学期無フルOD1年以上―合併科目フルオンデマンド授業概要内陸アジアとは,近年では中央ユーラシアとも呼ばれるユーラシア大陸の中央部に広がる地域です。一般的には中央アジアという名でも知られています。この地域の特徴として,古くから北の草原地帯の遊牧民と南のオアシス諸都市の定住民が相互に影響し合いながら共生してきたこと,多様な言語・宗教・文化を内包することなどが挙げられます。内陸アジアは歴史的に,隣接する東アジア・南アジア・西アジア・ヨーロッパ地域からは,侵入者である遊牧民の故地,あるいは周縁の地とみなされてきたと言えます。しかし,この地域の遊牧民の軍事力や大規模な移動はユーラシア諸地域の歴史を左右してきたと言っても過言ではなく,オアシス諸都市の農耕民・商人・手工業者はユーラシアの各地を結ぶ通商・文化交流に多大な貢献をもたらしてきました。この授業では,内陸アジアの歴史を,同地域出身の人々の動静が世界史に及ぼした影響を重視しながら概観します。※この授業は,前回オンデマンド配信方式で実施します。授業の到達目標(1)内陸アジアの歴史・言語・宗教の多様性に関する基礎的知識を習得する。(2)内陸アジアの動静が世界史(ユーラシア大陸の歴史)に与えた影響について理解する。成績評価方法試験0%講義―47―

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